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#96 モミはどうする?

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イネを刈ったら乾燥させる。乾燥させたらモミをする。
モミをすったら、またイネを刈りに行く。

今日は久々にモミすり。


もみすり全景.jpg

機械のセッティングはこれでよし。
早速はじめよう。

モミすり機に、乾燥が終了したモミを投入する。

モミ投入.jpg

乾燥機から、直接モミを投入出来る。
けれども、便利なのはこのブログの趣旨にそぐわない気がしてきた。もはや苦労病。


モミすり機は、玄米を排出し、皮をはぎ切れなかったモミは選別して再度
モミすり工程に戻す。
選別自体は、写真のようにふるいにかけて行う。
ちなみに石臼がモミすりロールだと思えば構造が解りやすい。

モミ選別.jpg

モミが排出されないように、ふるいを良く見ながら仕切り板を動かす。
モミが玄米に混ざってしまうと、玄米として売ることが出来なくなってしまうので
これも気が抜けない。


排出された玄米は、次に粒の大きさを分ける。

選別機.jpg

この機械は粒径1.75mm以上のものを抽出する。
未熟米や割れ米は、クズ米として機械の下のコンテナに溜まる。

クズ米とは言うものの、精米すれば充分おいしく食べられるので、最近はいつも
クズ米を食べている。それでも自分だけでは食べきれない量なので、欲しい方が
いれば、格安でお出しします。


選ばれし玄米は、このグレーダーで持ち上げ、上のホッパから米袋に落とす。

グレーダー.jpg

最近の機械は、粒の選別と袋詰め機構が一緒になったものが多い。
このようにバラけているほうが、読むほうは理解しやすいかと思う。


出来た玄米がこれ。

玄米できました.jpg

緑色の玄米が混じっている。これがコシヒカリ新米の証。

ところで、排出されたモミガラは、このように袋詰めしておく。

モミガラも大切です.jpg

これはゴミではなく大切な農業資材。
田んぼに戻したり、燻炭にして畑の土質改良に使ったりと用途は様々。

イネ科植物は、ケイ酸(シリカ)集積植物といい、植物体の表面をガラス質で覆って
固くする性質を持つ。これによって食害から身を守っている。

ケイ酸が不足すれば、病害や食害への抵抗性が下がったり、実が落ちやすくなる。
よく言われる、チッソ・リン酸・カリに加え、これは必須元素のひとつと考えて良い。

モミガラにも、そのケイ酸が多く集まっているので、稲ワラとあわせて田んぼに
還元することが望ましい。


ところでよく考えたら、農薬を全く使わないで育てたイネのモミガラというのは
結構貴重なのではないか。大切に扱おう。

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コメント(2)

台風の被害をあまり受けなくてよかったですね。
時々ブログを見ては、一つ一つの仕事を丁寧にやっているのだなとひたすら感心しています。そこで、できたお米をぜひ食べてみたいものだと思います。くず米で構いませんので、ご実家に送るようなことがありましたら、私のところへも分けてください。値段のことは分からないですが、ほんの少しで構いません。期待しています。

木下さん

いつも読んでくださってありがとうございます。
おかげさまで、昨日無事に稲刈りを完了することができました。

くず米といわず、是非たくさん食べてみていただければと思います。
どのくらいの量が必要か、母に伝えておいてもらえれば、そのぶんと
あわせて実家に送っておきますね。