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道端にゃ宝がいっぱい置いてある。

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先月いっぱいまで野菜の収穫と出荷が忙しくて、なかなか土づくりや作物の管理が
出来ずにいた。少しずつとは言え、問い合わせも増えて売上が伸びてゆくのは有難い事に
違いは無いのだが、肝心の野良仕事に手が回らなくなってくるとなると、実に心中
穏やかでない。その状態が続くと、品質低下や収量の減少に繋がりかねない。
そうなると、折角ついてくれたお客さんも離れてしまう。
 
しかし、二度に渡る台風の襲来で、強制的に端境期になったこともあり、ようやく
少しは土づくりの方へも集中する時間が作れた。
知人が紹介してくれた所へモミガラを回収しに行くと、思わぬ状況が。

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モミガラの大半は田んぼの土手にぶちまけられ、焼かれて半分以上が灰になった
後である。これを、全て持って行って良いとのこと。焼く前のモミガラの量を考えると
少なく見積もっても、灰との体積比で10倍、下手するとその倍以上である。

実は、この灰になったモミガラ。自分でこさえようとすると、異常に大変なので
なかなか出来ない。薫炭を焼いた際に、失敗してしまうと得られることがある程度の
もので、あまり意図的に焼くことはなかった。酸度矯正や、ケイ酸をはじめとする
ミネラル類の補給、そして優秀なカリ肥料として・・・非常に有用な資材だと言う事は
知っていても、例えば300Kgのモミガラを運んできて、それを灰になるまで焼いて
しまうと得られる資材の量は、冗談抜きに30Kgの米袋にして1~2袋。
それを何十袋もこさえて畑に振るというのはあまりにも現実的でない。それを
やりたくても出来ないので、時々は苦土石灰やケイカルを購入して散布してきた訳だ。
 
先方にしてみれば、処分に困るモミガラをただうず高く積み上げて燃やしただけには
違い無い。それを何もせず放置しておくのなら、幾らでも回収するに決まっている。
 
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因みに、薫炭や灰を掬う際には、柄のヘシ折れた角スコップを使うと非常に便利。
片手で難なく扱え、コンパクトで持ち運びにも便利。

 
 
掬っては米袋に詰め、軽トラに積みこむという地味な作業を繰り返すだけなのだが
いつになく気分が良い。そうしていると、傍を通りかかったトラックから知らない
おっさん二人組が降りてきて、こちらに声をかけてくる。

『あのー、もしモミガラが欲しいのなら、いくらでも持っていっていいから取りにきて
くれませんか?』
 
 
20171104_152033.jpg
 
これは願ってもいない。二つ返事で直ぐに場所を尋ねる。
灰を積み終わったあと、早速現地へ寄って、挨拶代わりに10袋ほど回収してきた。

『次はいつ来ますか?明日は日曜だけど、うちはやってますんで。』

うーん、明日の朝にでももう一回行ってもいいけど。
 
・・・そんなにモミガラってジャマなのだろうか。農園タロとあきの生命線とも言える
ような資材なのだけれど。色々なところから散々無償で分けていただいておいて
なんだが、もう少し真面目に使う方々が増えて欲しいものだ。

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