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やんわり曲げれば元通り

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昨日から、トマトの支柱立てを行っているが、その支柱が足りない。作付面積が増えた
だけでなく、昨年の台風で、かなりの本数がひしゃげてしまっていたからだ。仕方なく
追加購入をしたものの、それでも7~8組が不足している。
 
また買いにゆくのも嫌だ。とりあえず、あと何本かは修正することに。
 
20170422_134447-1.jpg 
 
ひしゃげていたのは13組。写真はその一部。修正不能は3割弱。
被害は、オス側よりもメス側の方が目立つ。原因は風向きによるものだろうが、
ならば支柱を立てる時は一方向(右側がオス、左側がメスなど)で統一せずに
交互で立ててゆけば、リスクが分散し、修正率が高まるかもしれない。
 

万力以外の道具は不要。このレベル程度には戻せる。万力が無くても、パイプを
挟める何かがあればどうにか出来る。完全に修正出来たものは8組。オスは11本
元に戻したが、使い道に困ってしまう。修正不能品は、屈曲部分を切断して
ストレートパイプにしておいた。そのうち何かには使えるだろう

 
20170422_134424.jpg
 
たいがい、複数の曲がり個所があり、各々の方向も色々だが、一度に無理矢理修正
しようとしなければ、素人で、時間をかければそのうちなんとか出来ると思う。

作業の方法は、勘所を説明するのが難しいし、なにより作業中の写真を撮り忘れた
ので割愛しようと思ったが、少しは説明をしておかければ

クランプした所を曲げて戻すというのをイメージされ勝ちだが、
実際は万力でくわえた根元を戻すのではなく、クランプ部は飽くまで支持点として
利用し、膝や両手、時には脇腹まで使って全身で全体をやんわり修正している事が
多い。今回のような曲がり具合なら、力の加わった方向や曲率も解析しやすい上に
パイプは比較的柔かく出来ているので、人力でも曲げやすい。この点を徹底的に突くと
人間の体が万能な冶具に化けるという事。
 
というか、高校生の頃から金属加工もそれなりにやっていたし、機械類の応力測定を
はじめ、強度関係の仕事も多かったせいか、あまり何も考えずに体が動いたというか。
最近は、そんなことも思い出す事は殆ど無かったが、何処でスキルが活きるか分ら
ないものだ。今回の対応は極めて原始的だったが、現場レベルでは、こういった方法の
ほうが実践的なのも間違いはなく、そして経費もしっかり抑えられる。
 
無論、誰でも最終的にはどうにか出来るレベルの作業だとしても、最初はそれなりに
時間がかかるかもしれない。それをどう判断するかは状況にもよるだろう。
ただ、直す位なら買った方が安上がりだと判断したとしても、もしも時間が許すの
ならば、何本か程度は自力で修正してみることを奨めたい。そもそも、ダメにしても
惜しくない素材だから、練習にはもってこいなのである。それで、自分でも出来るかも
という手応えを感じたのなら、数をこなしてみるのも良い。
すると、自ずとての作業速度は当然上がってゆく。そして、ある時に

【買う位なら直した方が良い】

という選択肢が必ず出てくるものだ。
やらなければ、いつまでも選択肢が増えないままなのである。
とかく、こういう仕事は興味があることばかりに目が行ってしまいがちだが、思いも
寄らぬようなトラブルが山と降ってきてそれどころでなくなる場合が多い。いちいち
それで右往左往して、出費を重ねるようでは先が知れる。

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