竹の煮汁

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以前から、竹を煮詰めるとなかなか良い香りがすることには気がついていた。
モチを蒸かす際に、なんとなく竹の短冊を放り込んでみたりしているからだ。
竹の成分には、強い抗菌作用があることも知ってはいる。そして、それは加熱しても
簡単には失われない。煮たら煮たで、他にも微量のミネラルや糖なども溶出してくる
だろう。
 
以前から竹の煮汁と、米の研ぎ汁を混ぜ合わせたものを時々タライに溜めてある。
それを妻が無希釈で野菜の苗にかけたりすることもある。とりあえず、悪さをする
ことは無さそうだ。それだけが要因では無いものの、割と寸詰まりでがっしりした
夏野菜の苗が育っているような気がする。もしかして、割と良い自作液肥なのかも
知れない。因みに、そのブレンド液は一週間以上放置したものだったが、カビは
表層に浮かんだヌカの凝固物に少しだけ発生した程度で、液そのものはなんとも
無かった。香りは、日本酒を仕込んでいる時のようなアレ。要は乳酸発酵臭。
そのまま飲んでも平気そうな香りだったが、流石に止めた。

これは、イネの苗にも使って効果を見て確認したい。と思ったら、そのブレンド液が
既に使い切られていた。仕方が無いので、作業の片手間で煮汁をこさえる。
 
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羽釜に水と適当に切った竹を放り込み、ひたすら煮る。水は時々足す。
 

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煮はじめて、2時間を過ぎたあたりから、だんだんと湯が茶褐色になってゆく。
抽出物の量は、竹齢や切り出し時期によって変化するようにも感じる。
晩秋~真冬あたりのほうが、煮汁が短時間で茶色になるイメージ。

 
煮れば煮るほど、茶色が濃くなり、竹の色は抜けてゆく。
そして、バニラ香に少し似ているというか、柔かい青臭さというか、なんとも言えない
爽やかではあるが、決して軽い感じでもない独特の香りが強くなってゆく。

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比較用に、長い短冊の片端だけ煮てみた。左側が芋羊羹のような色になってきている。
ここまで4時間。更に煮続ければ、砂漠の砂のような薄い黄色になる。
有用なものであれば、長いままドラム缶などで煮たほうが効率が良いだろう。 

  
ここで煮汁を採取してみる。
 
20170421_164737.jpg
 
とりあえず、口に含んでみる。
タケノコのアクのようなエグ味は感じられず、ほのかに甘味がある。苦みのようなものも
少し感じるが、いわゆる苦さとは異質のもの。非常に刺激が少なく丸い印象である。
これは、表層に浮いてくる少量のワックス分などを除去したりするなど、もう少し工夫
したら茶としていけるのではなかろうかというレベル。直感で申し訳ないが、利尿
作用の高そうな味でもある。

・・・うん、この写真が採尿したようにも見えるからそのようなことを書いてみたとか
そういう話ではなく、素直にそう感じたまでである。

とにかく、これから色々と試してみよう。

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