野草の維持

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休耕自作地の畦には、野蒜がたくさん自生。(濃い緑色の細長い葉っぱ)奥へ行くと
さらに密度が高まる。こいつらは有用なので、もうしばらく放置しておこう。
それにしても、つまんで食うには数が多すぎる。なので、時々売ることもある。 
 
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葉っぱも球根も食えるので、刈るのが惜しい。まあ、少しばかり刈りこんだところで
いなくなるような連中でもないが。出来るだけこの先も密度を維持したいとは思う。
とりあえず、その為にまずこちらが出来ることは【執拗に草刈りをしない】事。

また、不用意に保護したり施肥しないことも大切。ここは、年に数度の草刈り以外は
全く自然任せ。良かれと思って他の雑草を無闇に抑え込んでしまうのも良くない。一時
的に、保護された群落の勢いは高まるかもしれないが、極相に達してしまうと後は
衰えるだけ。誰しも、わが世の春を謳歌していられる時間など大してないもの。むしろ、
それを目指している頃の方が力に満ちているとも言える。それが道理。

そして人為的に極相っぽくしているのが畑。ご存じの通り畑を維持するには絶えず
様々なものを補給してやったり、耕したりしなければならないし、なにより、雑草と
戦い続けなければならない。
野蒜は、そこまでして栽培するような植物でもない。なにしろ有用でも雑草なのだから。
極力なにもしないで収穫できるのなら、それに越した事はないのである。

現状を維持するには、適度な草刈り。そして個体群を維持するために収穫しつくさない
こと。増えすぎたら、極相を回避するために応分に収穫を増やすこと。

また、この場所を本当の自然に戻したければ、徹底的に何もしないこと。自分の
遺伝子がこの先何世代か続くあたりまで放置出来たとしても原生林に戻ってくれる保証は
無いが。その一部始終を見ることは出来ないにせよ、休耕地を何年か観察すると、一応
遷移が進んでゆくことだけは理解出来る。無論、自分も人の世に生きる者であるの
だから、それを愉しむという訳にはゆかないが、まあ勉強にはなると思う。
 
さて、植生が自然に遷移してゆくという仕組みを考えてみるにつけ、畑という土地は
つくづくおかしな環境だ。一作が終わると耕起や草刈り、消毒などをして、環境が
リセットされてしまうのだから。それでは毎年同じ雑草が生えてくるのも当然である。
それを理解した上で農業に取り組んでみると、別に無理をしようとし思わなくもなる。

『続けられればいいんじゃない?』位の感覚で充分な仕事である。

身内も含め、周囲の農業者がそれで納得してくれるかは知らないが。
無理をすればするだけ土も心身も痩せてゆくのは間違いない。それで早死にするも道理。
出来るだけ気楽に生きましょう。 
  

畑のそばには、ヤブカンゾウが所々に群れを作っている。
ここも野蒜同様に残す。昨年は刈っていたが、妻の意思でもある。

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生えている場所以外は、一応草を刈る。自ずと斑模様が出来る。
あの婿は何をしているんだという目で見られる。
みっともないとお義父さんに思われる。 
それでもこれで良いと思う。
ご近所に尋ねられたら、理解してくれないのを承知でしっかり説明しておく。
なに、ご近所にも植物群にも迷惑はかけない。それが一番良い選択肢ではないか

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