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こんなモンで充分なんじゃないの?

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強風があると、ビニールトンネルがめくられて困る。すぐにめくられてしまうのは、
農ビやら、パイプの長さやらのセッティングが良くないのではないか妻は言う。
まあ、それで改善するのなら行うべきではあるのだが、そうすると既存のパイプ類の
使い道が減少すると同時に、新しい資材を購入しなければならなくなる。
こういうのは、正直頭が痛くなる話。一度や二度ならともかく、毎度毎度そのような
事をしていたら、使わないモノが増える上に何処にも利益が残らなくなる。

なので、ゆくゆくはそういった資材を何か別なもので置き換えることが出来るように
手だてを整えてゆかねばならない。身近にあるもので鉄パイプの変わりになるものは
竹が順当だろうか。資材として使用するには適切な採取時期を逸してしまっているが
実験なので、この際どうでも良い。

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そんな訳で、作業場の傍に転がしてあった破竹を割り、何本か適当に炙って曲げ、
コンパネの端材にビスを打っただけの簡易冶具に挟んでみる。
短冊は長さにして120cm程度。
 
 
炙るのは、カセットボンベのガストーチが非常に使いやすい。だが、沢山曲げると
なると燃料が勿体無い気がするので、その際は別の手段を考えたいところ。

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フリーハンドで曲げるにしても、万力などがあった方が曲げやすい。
軽く炙ると、竹の表面が汗をかいたようになり、鮮やかな緑色とともにワックス分が
出てくるのので、その辺りで一度火を遠ざけ、他の部位を炙る。そんな感じの繰り返しで
全体を少しずつ曲ると良いらしい。

 
と、曲げる前の話を忘れていた。節の部分はナタで落としておきましょう。
 
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曲げる際には、節以外の部分を炙るのが基本。

  
竹が冷めた状態で、冶具から取り外すとこのような感じ。

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本当は、冶具にはめたまま暫く放置するつもりだったが、スプリングバック(形状の
復元)状態がどんなものか知りたくて外した。曲がっているとは言え、しなやかなまま
なので、別段問題も無さそうだ。
 
 
これは、腐食対策をなんとか出来ればそれなりに使えそうな気がしてきた。
適切な時期に切り出すことと、油抜きがそれに対する正攻法だが、モミ酢を採取した
際に生じるタールなどを塗りたくるなどの方法も今後検証してみたい。


短いものが簡単に出来たので、今度はトンネルパイプと同様の長さの短冊も作って
みることに。おおよそ280cm 

20170217_170029.jpg
 
イメージ的には。これくらいの曲率で使いたい。というか、炙ってもいないが、一応
ここまで曲げても問題無い。まあ、この短冊は随分幅を狭くしたモノなので、これだと
強度不足だろうが。
 
 
上の写真のものより、幅を1.5倍程度にした短冊を作成し、。トンネルパイプに
沿わせて番線で固定してゆく。

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別に番線を捻じってガッチリと固定する必要も無い。ただグルグル巻いて、両端は
解放しておいておいたほうが作業が楽だ。
  
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クランプ位置は、節ごとが丁度良い。
全体を固定し終わったら、例によって炙って放置しておく。これで上手くいくのなら
冶具を作っておこう。 

 
色々と曲げているうちに、そもそも竹自体は何処まで問題無くまげられるものなのかが
気になり始める。気がつくと、トンネルパイプの代用品を作ってみようという当初の
目的を忘れて、ひたすら曲げることに没頭していた。
気がつくと、バネ形状になっていた。 
 
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限界の見極めなので、節のある部位も敢えて曲げてみよう。、節の表裏を削って
平滑化した結果、曲げづらいが曲げられなくも無いという結論に至る。この位の幅なら
一節の間ででグルッと一周位は曲げても問題が無いようだ。
 
ってコレどうすんだ。アサガオとかつる性植物の誘引にでも使うか?もっとでっかく長い螺旋に仕立てて、トマトとかキュウリとかにもいけないだろうか。

とにかく、フリーハンドでここまで曲げられるのなら、今後は色々なものが自作可能に
なる訳だ。思いつく都度、冶具をこさえるのもまあ楽しいものなのではなかろうか。
昔の人が、なんでもかんでも竹で作っていた理由が良く理解出来た。
 
 
と、言うか、今は鉄とかプラスチックとかの既製品を使わなければならないという
先入観によって人々が支配されているだけで、実は別にこういうモノでも充分なの
ではなかろうか。ただ、現状ではどうしても、自ら手間をかけて加工する時間より、
買ったほうが安いと考える人の方が多いので、それも仕方ない。

それでも、この先、人口は減るばかりで、農業もそれに合わせて衰退してゆくと
仮定してみると、今まで普通に購入出来ていた資材も当然需要が減少してゆく筈だ。
するとその分価格が上昇するだろう。そういう時代になっても生き残る為には、
細々した資材を【買う】から【作る】へと、いつでも転換出来るような体質で
なくてはならないと感じる。
故に、【どうすれば何が出来るか】という事はいくらでも知っておきたい。

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