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ダメなものはダメ

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昨年の初秋、知人の稲刈りを手伝った際に、少量のモミを貰っていたのを思い出した。
いや、単に二袋ほどコンバイン袋を圃場に置き忘れており、知人がそれに気づいたのは
乾燥が済んでからだったため、どうしようもなく、持って行っていいと言われて持って帰って
きただけなのだが。しかも、だいぶムレて発熱した状態のものを・・・。
 
持ち帰ってから、一応メッシュ袋に詰めなおしてしばらく天日干し。で、何に使うでもなく放置。
少量なので、モミ摺り機を通すのも厳しい。そして、何よりモミそのものの状態も良くない上に
異様に不純物が多い。 
 
20170108_120651.jpg
 
触ってみると、シイナがたくさん混じっていることがすぐに分かる。クサネムやヒエなどが
盛大に生い茂る、全く除草も水管理もしなかったような田んぼを、強引に刈っている時の様子を
見ていたので想像はついていたが、これをどうにか処理せえと言われても、正直自信は無い。

とりあえず、循環式の精米機に、ゴミの混じったままのモミを投入。
いや、そうする他に選択肢が無い。 
 
20170108_120101.jpg
 
一度に大量に投入すると、雑草の破片やワラクズなどが引っ掛かって、すぐに精米部への
投入口が詰まってしまうので、面倒ではあるが、徐々に投入。
投入してしばらくの間は、圧迫圧力をゼロにして循環させてやるようにしている。
だいぶモミが外れてきたら、通常の精米時と同じように設定してやる。
尚、運転中に大きな異物は取り除くようにしている。

  
そして、機械を回し続けること一時間強・・・余りにもゴミも着色粒も多すぎるではないか。
自家用の飯米に出来ればと考えていたが、ここまでだと、それも止めておいたほうが良いかも
しれない。
 
20170108_120137.jpg
 
よく、【斑点米が入っていても食味に影響は無い】という話があるが、厳密にいうとそれは
適切な表現ではない。何故なら、斑点米だけを一粒ずつ取り出して食べてみると、どれも
ただただ苦いからだ。なので、それを踏まえて言い直すと

【斑点米の混入があったとしても許容範囲内(多分等級判定がつけられるレベル以内の米)であれば、殆ど影響しない】
 
という感じになるのではないか。
以前、斑点米をひたすら一合のカップに集めて炊いてみたことがあるが、案の定食えたものでは
なかった。それでは等外判定された米はどうかというと、食べたことが無い。
だったら、コレを喰らってみればとも思ったのだが、手始めに、ヌカを舐めてみて断念せざるを
得なかった。一瞬甘味を感じたあとは、ただただカビの臭いと味がして、吐き気をもよおす程
だったためである。精白したところで、それ自体の変質している可能性が高くてはどうしようもない。

とにかく今回の米は、これ以上精米しても崩れてゆくばかり。
写真の状態よりキレイにしようと努力することは、ここまでの作業以上の徒労となるだろう。
 
 
精米の最後の最後という段階になっても、これだけ大きな異物がゴロゴロ。
おかしいなぁ。ちゃんと手で除去しながらやってたのに。 
もうあれだ、仕方がない。ニワトリの餌に決定。

20170108_120203.jpg
 
なんというか、一時間半もこの作業に費やしてしまった。
状態が良くないと知っているものは、最初から無理せず、食用以外の用途を考えるべきだった。
ところで、コメ自体は、農薬・化成肥料不使用。いや、全く徹底した粗放管理である。

但し、粉々になったモミガラとヌカの混合物は取れた。これはこれで割と使いやすい資材なので
とっとと畑へ撒いてきてきてしまおう。

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