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冬になる前までにね

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やろう・・・やろう・・・と思いつつ、ずっと延び延びになっていた、刈り残したモチ米の稲刈り。
ようやく、本日終了した。九月には泥濘だった部分ではあるが、田面は一応歩ける程度にまで
は乾いていた。

稲刈りと言えば、無論手刈り。午前中に刈り取ったものを軽トラに積んで作業場まで運び、
そのまま脱穀。手刈りは面倒だなぁと、朝に一瞬思ったものの、作業自体は苦でもなんでも
無かった。というか、香取時代の手刈りに比べたら、鼻歌まじりに作業できてしまう程度のもの。
なんというか、過酷なことを経験しまくっておくのも悪くはないなと思う。モチベーションが
ちょっとやそっとの事で下がる事も無くなることだし。
 
コンバインで、ここの稲刈りをしたのは、九月の中旬。そこから実に二ヶ月近くも空いた訳だが
イネは倒れるでもなく、穂が沢山折れる訳でもなく、ただしれーっとしたままそこに生えていて
くれた。

20161108_095032.jpg
 
流石に、最初の穂は色が抜け、茎も葉も枯れ上がっているが、二番穂のほうが順調に成長。
調子が良いものだと、写真のように一番穂に近い位までの高さになり、モミにもちゃんと中身が
詰まってきている。そして青々とした葉。木枯らしが吹く寸前の色とは思えないほどにまだまだ
元気。度重なる台風に耐え続け、晩秋までこの姿を保っているということは、この上なく強健な
生育をしてくれたと解釈するのが良さそうだ。ここまで耐えるのを知っていたら、一か月以上
コンバインによる稲刈りを遅らせたかもしれない。だって、そのほうが未熟モミが減るわ、乾燥が
楽になるわ、出来の良い二番穂まで収穫が出来ると良い事づくめではないか。
だが、実際それをやろうとすると今度はスズメによる食害や、食味への影響などまた別の懸案
材料が出てきてしまうのだろうけれども。

 
こちらは、生育後期になってクログワイが多発した箇所のイネ。
二番穂は少ないが、株そのものは雑草に負けているといった感じでもない。

20161108_095430.jpg
 
経験上、クログワイの繁茂は、イネの倒伏を相当に助長させるのだが、別にそのような様子も
無い。クログワイの発生が送れたことが、その大きな要因でもあるだろうが、出穂から登熟期に
おいてもさほどの害はなかったようで、稲穂も立派なものだ。
それでも、無視できるような雑草ではない。二番穂の少なさに、クログワイ本来の害作用が
出ていると考えるべきだろう。冬場はこの区画を深めに何度か耕起してクログワイの塊茎を
凍死させて減らしさなければ、来シーズンはマズい事になる。


脱穀後のモミ。

20161108_163458.jpg
 
この時期に刈ってアオが混じるのもなかなか新鮮な気分。アオでなければ、それこそ殆ど問題
ないレベル(16~17%程度まで乾燥も進んでいる。メッシュのコンバイン袋に半分程度まで
詰めて、数日間天日干しを行い、モミ摺りや選別をするでもなくそのまま循環式の精米機で
仕上げてしまおう。未熟米や着色粒が多少あったとしても、どうせ潰して、モチにしてしまうのだし
そこまで神経質にならなくても良い。それにしても、刈り遅れどころではないモミは、登熟歩合も
申し分無い。収穫量、想像していたより、だいぶ多そうだし、ワラも野菜の栽培に必要なだけ
得られたし。素直に嬉しいなと思える。
それは勿論、全部機械にやらせた方が早いけれども。こういった素朴な喜びを愉しみながら
やろうと思うなら、適当に非効率な作業を交えながらでなければなぁと感じる。
素朴に美味しいと思えるモチが出来ますように。

おや、記事を書いているいるうちに雨が降ってきた。やっぱり刈っておいて正解だったか。

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