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稲刈りは好きじゃない

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前回の台風は、なんとかやり過ごす事が出来たようだ。
その後は晴天続き。今はまさに稲刈りをしなければいけないタイミングではあるが・・・
まだ始めてもいない。
転居に際し、乾燥/籾摺り設備一式を全て処分したので、好きな時に稲刈りをする訳にも
いかなくなってしまった。
無論、家には小さな乾燥機はある。それでも、お義父さんの稲刈りとタイミングが被って
しまえばその場合は譲歩せざるを得ない。
そんな訳で、近所の乾燥機を借りることになった。
勝手の解らない機械だが、まあ使う前にやることは同じ。全てを掃除して、注油・調整を
しておかねば。コンバインは、一応出動可能な状態にしてある。
 
20160901_162511.jpg
 
人様の機械を使わせてもらうとなると、どうあっても気を遣わざるを得ない。
せめて、出来るだけキレイにして帰ってくる。これで明日か明後日には稲刈りが出来るだろう。
あとは天気次第なのだが、週末からはまたしばらく崩れるような予報。
今朝まで来週はしばらく晴れるみたいなことを言っていたのに、昼を過ぎたら掌を返したような
予報になっているのでは、最早なにひとつアテに出来ない。
雨が降ろうがなんだろうが、出来そうな時を見計らって、パパっと済ませてしまおう。

因みに、先に刈るのは早稲。モチ米の収穫は中旬以降。
それまで、ちゃんと倒れずに居て欲しい。田んぼも乾きにくいところなので、溝を更に掘って
おいても良いかもしれない。


それにしても、就農して以来八度目の稲刈りだが、本当にこれまで辛かった思い出しかない。
天気もさることながら、稲刈りが済んでからの乾燥・モミ摺りも、常にヒヤヒヤしっぱなし。
収穫中のコンバイントラブル/スタックの恐怖から始まり・乾燥機の不具合・籾摺り機の詰まり
など、収穫を始めて以降の工程が多いため不安も尽きないのだ。
断っておくが、仮にどんなに性能の良い設備を使っていたとしても、この呪縛からは逃れ
られない。それが機械化の宿命である。

これから先、どうやったら楽しい稲刈りシーズンを過ごすことが出来るのだろうか。
収穫するのが一番嫌だなんて、どういう作物なんだよと思うことしきり。
機械化に依存しすぎるのも考え物だ。けれども、手で刈って天日干しをすれば良いと言われても
それはそれで大変過ぎるので、出来るだけ避けたい。

どちらに転んでも楽になることは無い。稲穂が頭を垂らす程に、気持ちがトーンダウンしてゆく。
これが本当に嫌だから、とにかく早く刈らなければならない。それがまたプレッシャーになる。

折角、度重なる台風に負けず、健気に育ってくれたイネに、それでは申し訳なくもある。
収穫している最中はは素直に喜んでいたいものだが、天気・機械ともになにひとつ信用
出来ないから、喜んでやっているヒマなどない訳だ。

この気持ちの不健全さを、少しは消費者にも知ってもらいたい。
毎年下落する米価、大規模集約化をすればするほど高価になり、且つ消耗の早くなる機械類。
とかく稲作というのは、真面目にやっただけ報われない感が募ってゆくばかり。
このままでは、冗談抜きにそのうち誰もやらなくなるだろう。

そうだなぁ・・・とりあえず、こうやってやきもきする事にすら飽きればいいだろうか。
適度に力を抜いていなければ、とても続けられる気がしない。

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