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台風は、一体何度くるのやら

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来るなと言っても、どんどんやってくるものは挙げてゆけばキリがない。
そんな中でも最も脅威となるものは、言わずもがな異常気象である。

それにしてもおかしい。八月に既に台風が二回、うち一回は直撃コース。
そして、来週にももう一発大きいのが当たりそうな気配。

夏野菜はなぎ倒されてボロボロ。秋冬用に播種・定植した野菜類も、猛暑に次いで豪雨・強風で
青息吐息。それでもマルチを張り直したり、防虫ネットを何度でもかけ直す妻。
農家とは、こういった雑草なみの粘り強さと不屈の心を持ち合わせている者が向いている
のだと、つくづく思う。自分もそうやってきたつもりだが、まだまだ怠け者のようだ。


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ここの畑のカボチャ・空芯菜・モロヘイヤなどの被害は割と軽かった。
被害が出ても、出荷出来るものが残るような栽培体系は特に重要。

 
完成間近だった格納庫は、捨てコンで仮固定状態だったツカの上に乗っかっているだけだった。
その状態で、風速35mの強風を喰らってはひとたまりもない。
束が全てずっこけた上に、建物自体が50cmほど移動してしまった。土台部分はひしゃげて
いるが、修正は可能なので、ツカに固定する方式を改め、土台を強化する工事を行うことに
した。

20160824_151030.jpg
 
早急な修正工事が必要なのだが、果たしてそれが次の台風がやってくる前に間に合うかどうか。
もう一発、同じような規模のものが直撃したら、今度は建物が倒壊しかねないだけに、気が
気でない。

工事が間に合わなかった場合のことも考え、付け焼刃的な対応方法も検討し始める。
往生際の悪さは、これまでの何年間かで本当に鍛えられた。
誰がどう見ても悪あがきだったとしても、そのレベルの積み重ねで回避できることは増えるのだ。

 
 
そんな往生際の悪さを象徴するかのようなイネの姿。(まんげつもち)
もう一発くらい台風が来ても、まだ耐えられるかもしれない。
 
20160824_181212.jpg

別に短稈品種でもない。むしろ長い。田面も、しっかり固まっている訳でもない。
不作で穂が軽い訳もない。

それでもここまで耐えているというのはひたすら茎が頑丈で、根っこもしっかり張っていたと
いうことか。早稲のほうは、登熟末期ということもあり、これよりも倒れてはいるが、地面に
べったりというところまでは至っていない。いずれにせよ、周囲のイネよりは丈夫らしい。
 
それでも、連続して襲ってくる台風に対してはまだまだ不足を感じる。これより丈夫な作物を
育てるために、工夫したいこと、実験したいこともあるのだが、そのまえに体がちゃんと
動いてはくれない。
頑健な作物づくりには、己の精神と体力も不可欠らしい。

それにしても、今回の台風は、周辺の農業者にもかなり深刻な打撃を与えた。
こういった気象が続くと、離農者も増えてゆくのだろうなと考えると、どうにもやるせない気持ちに
なってくる。

自分もいつまで続けられるか・・・と考えるにはまだ若すぎる。
将来があるなら大いに続けようとは思っている。
しかし、やっぱり設備類どんどん増強して経営をしてゆく方向性にはしたくない。
設備類は、あればあるほど維持管理が大変なのも去る事ながら、自然災害や盗難・火災などで
喪失する危険性も増える。それでは心配事が増えるだけであるし、そのために対策を行ったと
しても、どこまでやっても安心は出来ない。
 
出来るだけこぢんまり。そう、耕うん機一台と、刈払機一本、あとは鍬とスコップくらいで出来、
充分に収益を上げられる農業が出来るのなら、それはそれで理想の一つだということだ。

これからの時代、そちらを目指すのも悪くはなかろう。
どうせブログをつけるのなら、厳しさだけでなく誰にでも実践できるような農業のありかたを
示すことも忘れたはなるまい。

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