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落水はこの一度だけ

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先月下旬から、日照り続き もいいところだが、どっこいモチ米の田んぼにはまだまだ水がある。
その間は、別に用水を入れたりゲリラ豪雨が降った訳でもない。実に真夏の三週間を雨無しでも
表土を露出させることもなく乗り切ってしまった。水深を深くしていたおかげもあるが、ここの田は
水面のほぼ全てをウキクサに覆われていたため、水の蒸発量が少なくて済んだようだ。

それでも、もう穂が出始めてから三週間近く経っている。実もだいぶ入ってきたので、そろそろ
田面を乾かしに入らなければならない。

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春に挿した畦畔版を抜き取り、田んぼの周囲に溝を掘ってから落水。
ここの田んぼは、かなり深いカマがあるため、全面をしっかり乾かすにはそれなりに手間も
労力もかかる。

・・・しかし、この作業とて普段と変わらぬことのように思ってはいるのだが。
湿田での稲刈りにあたって、何をすれば良いかは何処へ行っても変わらない。
 
で、落水用の溝を掘るとこの有り様。
 
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ここの田んぼが乾きにくい原因のひとつがこれ。
畦畔版を挿しっぱなしで幾年も放置した挙句に、そのまま土を盛ってアゼを作り直し、更に内側に
畦畔版を挿し・・・この繰り返しで、実に四重。それらを全て三月に抜き取ったつもりだったのが
まだ入っているので恐れ入る。見つけてしまったので、これも冬の間になんとかしなくては。
家の人は、あそこは乾かないと騒いでいるが、どうして自分達のしたことに気づかないものかなぁ
と思う。相当に古くなっているものも掘り起こされるので、二世代で畦畔版を挿しつづけていた
可能性が高い。こういう良くない習慣は、この婿が終わりにしますよ、と。

 
今シーズンは、モチ米の田んぼもどうにか雑草害を免れることが出来た。 
 
20160814_110849.jpg
 
分けつも比較的多く、穂も長い。これならそれなりの収穫を期待しても良いだろう。
根の入りも良く、イネの活性もそんなに低下していない様子。
正直、暗渠も効いておらず有機物の分解も全く進んでいなかったようなグチャグチャな湿田で
ここまでの生育をされてしまうと、高度な灌漑システムと水管理による多収技術とはいったい
何なのか解らなくなってくる。自分は、田んぼにモミガラ燻炭を大量に突っ込んで、アホみたいに
深く水を張っていただけなのだが。
 
 
こちらはふさこがねの田んぼ。

ちょうど二週間前に落水を開始し、現在は完全に乾いた。
雑草が少ないと、そのぶん乾くのも早い。大きな干し割れも全体に走る。これはいささか乾燥
させ過ぎたかもしれない。それでも、土自体にはしっかり湿り気が残っているのでどうにか
持ち堪えられるか。用水が不自由なので走り水もするのは面倒だし、雨が降るかどうかも運。
乳白粒が増えたら増えたで、別に構わない。
悪あがきは割とする方だが、お天道様に逆らうようなマネだけは、したくても出来ません。
 
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分けつが少なく、植え込み本数も控えめなので、㈱元がスカスカな感じだが、それでも草を
激発させた場合よりは多く収穫できるだろう。つくづく、早稲を選んだことが悔やまれる結果。
来年はもっともっと増収させたいので、今から田んぼの作りこみを良く考えておこう。

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