田舎日記ホーム >>> 田舎生活 >>> 新規就農者ブログ >>> 植物の栄養剤なるか

植物の栄養剤なるか

| トラックバック(0)

モミ酢を採取してから、放置すること二ヶ月あまり。タールやワックス成分も少しは分離が
進んだのではないかと思って確認してみることに。 とりあえず、この漬物ダルから見てみる。
 
IMG_0875.JPG
 
タールは、容器の底面に、ワックスは表層にそれぞれ分離する。そこで、中層あたりから
灯油ポンプで採取を開始。
 
 
IMG_0877.JPG
 
表面全体を覆うワックスに指で穴を空け、そこからポンプの管を差し込む。とは言っても、
そのまま突っ込んでも問題の無さそうな厚さしかないが、モミ酢は一応噴霧することも前提に
なっているので、極力不純物は混ざらないようにしておきたい。
   
採取したものをペットボトルに小分けしてみる。
 
IMG_0881.JPG
 
うん。不純物は確認出来ない。このまま更に放置して、尚もタールなどが沈殿
するかどうかは確認が必要かもしれないが。まあ希釈して動噴に入れても問題なさそうなレベル
と言えそうだ。

 
因みに、容器の詰め替え時には、細かいメッシュのついたオイルジョウゴを使用。
 
IMG_0879.JPG
 
漬物ダル二入れていたもののほかに、放置時間の短いものも詰め替えてみたが、そちらの
ほうは少々にタールが混じってきたので、やはりこれは使用するべきだろう。
 
 
次の写真は、漬物ダルの底。
 
IMG_0882.JPG
 
タールびっしりに見えるが、水とタワシがあれば、きっちりと落とせる程度にしか溜まっていない。
実はこのモミ酢、一次採取はブリキ缶(ドラム缶の中に置き、直接そこに煙突を突っ込む)とし、
それが満杯になった後も、数日間そこでタールを沈殿させ、その後に漬物ダルへ移すという
工程を経ている。最初はドラム缶に穴が開いていたりで、モミ酢の採取/保管が上手くいかず、
仕方なくドラム缶に直接採取する方法を改めた結果でしかないのだが、どうも結果的にそれが
品質向上に結び付いたらしい。
 
 
とりあえず、40リットルも採取出来たので、半分近くは豪快にイネに使ってみるとしよう。
原液そのままの流し込みは、流石に厳しそうなので、田んぼの水路(湧水のほう)を堰き止め、
そこに一斗ほど流し込んで希釈。

 
IMG_0886.JPG
 
そして、数時間後に水路の水を田んぼへ解放。
随分と大量に流し込んでいるように感じるのだが、田んぼ自体は未だかなりの水深がある。
ざっくり計算すると、希釈倍率は一万六千~二万倍程度。逆に何の意味があるのかと
思えてくるような薄さに。まあ、ppmで考えたらかなりの数字になるので、これは受け止め
方次第。とりあえず、苦手でも面倒くさくても計算してみるクセをつけることが大切かと。

と、今回のモミ酢を舐めてみた感じ、市販の食酢よりも酢酸の濃度が低そうだ。
食酢の流し込み自体は、以前も行ったことがある(10L/反)。なので、この程度なら問題も
起こらないだろう。食味向上や病害虫予防効果は・・・さあ、存じぬが、経験上悪くなることも
なかろうと。

結局のところ、〇〇を使用したから美味しい農産物が出来たということは滅多にあるものでは
ない。いや、あってたまるかという話。資材を良く吟味することや、加工する再の工夫、そして
量の調整、それら全てに関わる作業工程の積み重ねで品質や食味が決まるのであって、
工程のひとつひとつの効果というのは恐らく誤差レベルでしかないというのがこちらの持論。

これまでに、散々色々と端折ってみたり、体力切れを理由にサボッたりもしてきたが、とにかく、
ひとつひとつを疎かにせず、精度を良くしてゆく以外にどうやら道がないとようやく腹を括った
次第。本来は怠け者的な性分なのだが・・・。もはや逃げ場がどこにも見当たらない。

夏休みが欲しいなぁ。せめて疲れを取るために、このモミ酢でも飲んでみようか・・・やらんけど。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://inaka-nikki.net/mt/mt-tb2.cgi/1944