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壊しても途方に暮れることはない

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数日前、知人のところの刈払機の様子を見てきた。なんでも、燃料を入れたら動かなくなった
という。それも二台。

混合燃料が濃すぎて動かなくなったのではないかというのが、向こうの見解だったが、リコイルを
引いてみるとやけに軽い。そして点火プラグを外してみると、どうにも焼けすぎで、全くすすけて
いない。これは嫌な予感がする。マフラーを外して、排気ポートからエンジン内部を覗き込むと
ピストンにかなり派手にスカッフ(縦傷)が入っている。

あ、コレ焼き付いてるね。二台とも。
とりあえず、焼き付きがどういう故障なのかを説明するために、エンジンを途中まで分解。
整備を覚えてもらおうと、一台は自分でバラしてもらう。

20160714_090549.jpg
 
原因は、オイル混合ミス。どうも市販の50:1混合油の缶を、2ストロークオイルと勘違いして
ガソリンと混ぜたらしい。
50:1の50倍希釈となると、2500:1。オイルなど入っていないに等しい。 そりゃあ焼きつく。
自力で修理する意思のある人たちだったので、ざっくり修理見積もり(部品代)を一万円前後と
伝え、その後の判断を任せる形で撤収。

このトラブルは、5人のメンバーで耕作を行っている団体で発生した。彼らは機械に関心も
あり、近頃は割と突っ込んだ整備も自力で行っているだけに、このポカは堪えたようだ。

誰が悪いという話ではなく、不特定多数の者が使うような機械類は、しばしばこういった事象に
見舞われる。それを回避したければ、最低限のレベルまで全体の意識/知識を底上げして
おかなければならない。少なくとも、混合油の缶と2サイクルオイルの缶の識別が出来る程度
までには。いや、それ以上か。整備作業や、整備に関する講習会などの際は、なるべく
多くのメンバーが参加出来るよう調整することが望ましいだろう。
 
とりあえず今回、壊れてしまったものは仕方がない。以降、自力で修理をすることによって
スキルが伸びるはずなので、部品代が授業料ということで納得するだろう。

後日、電話がかかってきた。
バラした部品を本体と一緒に販売店に持っていったら、買い換えを促されずにしっかりと
相手をしてくれたと喜んでいた。メカニカルな部分についても、分解時に指導があったので
それをもとに話をしたら、ちゃんと向こうにも通じたそうだ。

そう。それなんだよなぁ。ちょっと知っているだけでも、店の対応は変わることがある。
道具類で余計な出費をせずに済ませるには、関心を持つことが第一だが、そこにこういった
失敗も加われば、まあこの先は大丈夫なのではなかろうか。
 
 
ところで、混合油とは何なのか知らない方もいるかもしれない。
随分前の記事だが以前に異様に詳しく書いてあったものがあるので、気になる方は参考に
してください。
  
http://agri.inaka-nikki.net/shinkisyuunou/post-248.php#more
 
この記事、どうも知らないうちに、2ちゃんねるの刈払機スレ(随分長い事続いている)で
テンプレとして用いられていた。クセのある住人ばかりの中で、これといった物言いもつかずに
ずっと貼られつづけているらしいので、まあ書いてあることはそんなに変でもないんじゃないかと。

私ゃ、2ちゃんねるで刈払機の話なんて怖くてできませんけどね。
使い方も、所有機種も、知識も変態的だけど、自分と同じような変態と話をするなんて、
とてもとてもついていけそうにない。マニアックな話は、農機屋のオヤジとしていれば充分だ。

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