炭の追肥?

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本日は、モチ米が植わっている田んぼで手取り除草。
ここの田んぼ、どうも長年にわたって土が乾く事の無かったせいか、未分解の有機物が
多すぎるらしい。そのせいか、どうもイネの生育も水質もイマイチよろしくないようだ。
コナギはそれなりに出るが、まだ対処可能なレベル。シャジクモは少なく、オモダカと
クログワイもかなりの数。何より、ここにはアカウキクサがかなり発生している。

今後、穂が出てから落水し、本気で田面を乾かす(カマまで乾かすために、外周に溝を掘る)
段階になってから、その有機物の分解が一気に進んでしまったりするとまずい。
登熟期にチッソが効きすぎると、米の食味や保存性が低下するというのが世間の通説。
そこに対しては、自分もそこまで異論はない。
何か、今から対応できることはなきだろうか。

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とりあえず、この霞ヶ浦とか手賀沼くらいにまで富栄養化してそうな水を、少しでも浄化
できないかカネをかけずに悪あがきしてみよう。うん、それにはやっぱり炭。
バカの一つ覚えと言われようとやっぱり炭。今はそれしか用意出来ない。
今回は奮発して、写真の砕いた竹炭30Kgとモミガラ燻炭40Kgを投入。
この程度の量ではそこまで浄化も望めない気もする。経過を観察し、生育に悪影響が
なければもう少し投入してみようと思う。
 
アカウキクサに覆われた場所は、雑草も出ないが、イネの生育も最悪。
途中まで生育順調だったイネまでも、だいぶ溶けていなくなってしまった。

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この植物、田面を多い尽くしてしまうため、その下層にある水は、空気と遮断されてしまい
酸欠状態になる。作土の表層は異常な還元状態になり、メタンや硫化水素ガスの発生も
増えるため、ほぼ全ての水中植物は発生/成長することが出来ない。水上に葉を出すイネも
根っこがガスで痛むため、生育は悪くなる。また、遮光による水温の低下作用というダメ押しも
そこに加わるため、これに田面すべてが覆い尽くされたら最後。コナギに勝る脅威となりうる。

被害状況をちょっと詳しく。 

20160630_161103.jpg

幸いにして、被害はまだこの一角と、道路沿いの2条程度で済んでいる。
来年以降、このアカウキクサにも注意しよう。
おそらく、これの繁茂具合が、その富栄養化の目安に成り得るのではないかと勝手に思って
いる。明確な根拠はないが。
それにしても、ここまで書いてふと思って調べてみると、窒素固定能が高く、水田緑肥としても
利用可能とある。うーん・・・どう付き合ってゆくか様々な課題のありそうな植物だ。

 
ここに比べると、ふさこがね(千葉県の早稲に近い中成品種)の田んぼは水質、生育ともに
順調。途中から主に湧水を導入しているのも効果があったか。
いずれはモチ米の田んぼもここと同じくらいの状態にしてやりたい。
今やっている作業も、来年、再来年への布石になっていると信じて。

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