攻めの追肥

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今日は、そこそこ順調に育ってきているイネに追肥。
とは言っても、いわゆる三要素の肥料ではなく、ケイカルなのだが。

一度で動力散布機に入る量は、ぴったり二袋で40Kg。最初は重くてつらかったが、幾年も
40Kgを一度に散布することを続けていたら、別に何とも思わなくなった。機械の重さまで
考えると、50Kg位の物を背負っていることになるのだが。慣れとは恐ろしい。

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散布目的は色々。ケイ酸による病害虫への耐性向上、若干の苦土補給、リンの肥効向上など
これらを総じて考えると多少の増収目的も出てくる。無論、以前この田んぼに施したモミガラ燻炭
にも、ケイ素は少なからず含まれているが、その含有率を計算した結果、少しはケイカルも
足して補っておいたほうが良いかもしれないという判断による。

とにかく、草にやられなければ、自ずと攻めの追肥になる。草の発生が多いと、草に吸収される
ことを見越して施肥量を増やしたりする羽目になったりするので、それが守りの追肥という訳だ。
守りの追肥は、敗走中を襲ってくる敵に対して防戦を行うも同然なので、当然そればかりだと
トーンダウンしやすい。なにしろ、余計に出費を増やして資材を突っ込んでも増収を期待
できないのである。
後ろ向きの努力も、経験としては必要かもしれないが、しないで済むのなら、それに越したことは無い。
 
因みに、現時点でもイネの葉は太く、しっかり開いている上に分厚くて硬い。
なので、受光状態も割と良好。
 
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これが深く水を張った効果の最たるもの。必要以上に分けつを取らないので、イネの条間は
まだ空いているが、草が抑え込めているから、別にそれも気にはならない。
むしろ、ダラっと弧を描くようにして下に垂れたような葉を沢山増やして田んぼを緑一色に
埋め尽くすほうが効率が悪い。そのように遅発ないし過剰に出てきた弱小分けつは、たいがい
無効(穂がつかない)になる。無効分けつは、生育後期まで生き続けていると、実をつけ
なければならない時期のイネにとってお荷物でしかない。いつまでも家に居座るニートのようなものだ。
従って、どの葉っぱも太く、ピンとさせておくべし。 
 
  
ついでに、昨年の残りの有機肥料も使わないともったいないので一袋だけ投入。
即効性が低いので、節間伸長期に肥効が重なる可能性もあるが、二反で一袋(窒素量400g/反)
程度なので、さほど倒伏などの影響を気にする必要もないのではないかという判断。
とにかく、登熟器に後効きしないようにコノタイミングで。

IMG_0869.JPG
 
今年は、自前の資材をかなり多用したことに加え、田んぼそのものも変わってしまったため
昨年と比較して、一気に味が変化してしまう可能性もある。なので、お客様に配慮するために
少しは同じ資材も使っておこうおかと考えた。まあ、あんまり期待はできないかもしれないが。

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