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わが世の春は夏に来たれり

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知人のところへ用事があったので、ついでに更に足を延ばし、以前管理していた田んぼへ。
そこで目にする光景は・・・。
 
う~ん・・・。就農して二年目くらいの自分の田んぼのようだ。
なんということだろうか。歴史は繰り返される。しかも、ここは以前自分が管理していた圃場。
五月上旬植えとのこと。おおよそ一か月半でこの有り様。ここまでくると、もうお手上げ。

20160623_170328.jpg
 
まあ、草取りせずにいたらこうなる。
浅く水を張ってるだけだとこうなる。
未分解の有機物を基肥で沢山使うとこうなる。

多少取ったくらいでも、大差はない。
ここから取りまくろうとすると、普通は途中で心が折れる。
通常の機械除草機のみでは、株間のものまで駆除しきれない。

放置すると、穂が付くはずの分けつも無効分けつになる。辛うじて出た穂も短くて貧相になる。
もっと放置すると、未熟粒や着色粒、カメムシによる斑点米が増え、米粒も小ぶりに。
有機やら自然栽培のイネなら、さぞかし強いのだろうと思われがちだが、このように完全に
雑草に負けた場合は、栄養失調状態となり、病害虫への抵抗力が下がるためだ。

仮に、この状態で全てのコナギを除去できたとしても、最高分けつ期になったか、少々過ぎた
あたりなので、もう劇的に生育が改善することはない。そんな訳で、雑草対策は先手先手で
行わなければどうにもならない。ここの管理者には申し訳ないが、そんな見本であった。

これからは、暑い盛り。そんな中、これ以上被害が増えないようにと、一所懸命草取りに
明け暮れることや、雑草に吸い取られる量を考慮して、大目に追肥するといった後ろ向きの
努力をしなければならない時の辛さときたら、筆舌に尽くしがたい。
 
それにしても、このコナギという雑草、これまでにどれだけのチャレンジャーの心と体を打ち
砕いてきたのだろうか。除草剤には弱いが、それ以外のパラメータは、どれも最強に近い。
それはもう、憎くて憎くて仕方がなかったのだが、それを克服してこそナンボな仕事。
駆除もほどほどに、観察も続けていたら、ようやく少しずつなんとかなるようになってきた。

これまで、色々と対策を講じては失敗してきたが、そんな中で少しずつ身についてきた
ノウハウを、そのうち解りやすく図と表なども用いて解説してみようと思う。
この、一番防除が必要な時期に提示することが出来なくて心苦しいが、どうも、簡単に
まとめ切れるものでも無さそうなので、そこは来年以降に役に立てば良いだろうということで。
期待せずに待っていて欲しい。

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