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出来るのならば 草取りは手で

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やりたくはないなぁと思いつつも、草取りだけは適切なタイミングで行うよう
身体が勝手に反応する。天気は曇りで、気温も上がらず。これは絶好の草取り日和。
一日中、素手でむしり続ける。
 
しかしまあ、コナギさんはどこの田んぼでもよく生えてくること。 

IMG_0861.JPG
 
とは言っても、この程度の発生ならまだマシな部類。
深水で発芽そのものを抑え込んだ上、初期生育の期間も長く(緩慢に生育)させる事が出来た
おかげで、どうやら手で取ってやろうという気持ちになれた。
 
 
なにしろ、それは発生している箇所の写真で、田んぼ全体で見ると、殆どコナギの発生が
見られない面積のほうが多い。

IMG_0858.JPG
 
完全に草を抑えることは出来なかったが、ここまでの管理は概ね成功と言えそうだ。
発生量の違いは、水深だけでなく、未分解の有機物の入り方でも変わってくる。
水深が浅く、肥料が偏ったところなどは、香取時代と同じくらいの発生密度になることも。

よって、以前(特に就農2~5年目あたり)と同様な管理方法をとったとすると、こちらでも
えらい目に遭っていたことだろう。昨年まで除草剤を使用していた田んぼだから、翌年は
無農薬でも安心して栽培できるなどということはあまり考えない方が良い。

 
因みに、水深はどの程度かというと。

IMG_0859.JPG

自分の手首よりも更に上まで。自分の場合は、手首あたりで20cm程度なので、25cmまで
いくかいかないか。一昨年あたりから雑草抑制効果が特に現れてくる深度を観察しているが
それはどうも20cm以上らしいので、水管理は手首までの深さを目安にしている。
 
 
尚、コナギの抑制にはこの水草(シャジクモ)も一役買っているようだ。
水深を深くしてゆくと同時に、一斉に繁茂しだして、今ではコナギの代わりに表土を覆って
いる。それ故に、コナギ自体が発生しづらい。そして、かなりの密度になっても、どうやら
イネの分けつには悪影響を及ぼさないのが良い。
 
そして、この完全な水中植物が繁茂することによって、田面の遮蔽効果だけでなくもう一つ、
コナギ発生を抑える効果が出ているような気がする。

IMG_0863.JPG
 
それは、酸素。写真のアブクは、土中からのガスではなく、水草が出しているもの。
大量の水草が光合成を行うと、当然水中の溶存酸素量は増えることになる。コナギは嫌気的な
状況で大量に発芽するため、コナギよりも先に水草が優先して生育するような条件を整えて
やることで、効果的に抑制が出来るのではないかとも考えている。
水草が大量に出てきたのは、正直想定外だったがこれは引き続き何年かかけて検証してみたい。

ひとすくいで、これだけの量。 これがほぼ田んぼ全体に。

IMG_0865.JPG
 
金魚の水槽に使うのも良いが、これを自体をエサに田んぼで魚を飼うのも面白いのでは
ないかと思う。

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