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見えてるのなら、使えるように

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時間を見ては竹を切り、燻炭を焼き、溝を掘り・・・。思考回路も行動もワンパターン化してきて
いけない。しかし放っておいては何も進まない。もっと他にもやりたい事はあるのだが
畑づくり、土づくりの目処が立たなければ手を広げることも出来ない。

ああ、もう気が滅入るなぁ。相変わらず岩は硬くてなかなか掘れないし。
やっぱりツルハシの用意をしなければ駄目だろうか。
露出した岩は、それでも比較的脆い。二週間程度放置してからだと、表層は割と削れやすく
なるらしい。チマチマとやっていれば、いつかは掘りぬけるのかもしれない。

IMG_0852.JPG
 
とにかく、外側から少しずつ削りこむようにして一部を掘り下げてみたら、水が染み出してきた。
たかだか40cm程度で水が出てくるのなら、本気で岩に深い溝を刻むことが出来れば、
かなりの水量が確保できるのかもしれない。
尚、よくよく周囲の昔話を訊いたり、自分でも掘りまくるうちに、この岩の層は自然の地形由来で
人為的に埋められたものではないということが解ってきた。
なので、抜きようによっては岩の隙間を通ってくる水を得ることが出来る。当初は岩の下に
水があるだろうと踏んでいたが、実はそうでもないらしい。


こちらも掘っている最中の水路。上の写真同様に、この溝も岩に阻まれてこれより下までは
掘れていない。そして、多少の染み出し水はあるものの溜まっているだけで、どこへも流れて
いない。溝自体は、流れている部分と繋がっているのだが、この区間の溝は非常に浅いので
未だ流すに流せない。 要は水路の途中に、ここの水面より高い(更に全然掘れない)箇所が
数m続いているため、水量が少ないと、どうしてもそこで堰き止められてしまう。

IMG_0855.JPG
 
このように、未利用の水は水路のそこかしこに。
それらを出来るだけ繋ぎ合わせてやれば、冗談抜きに下の田んぼは全く水に困らない状態に
なる。それどころか、この圃場自体も、水田としても畑としてでも、都合に応じて速やかに
用途を切り替えられるような使い勝手の良いものに化ける可能性すらある。

技術の発達した現代で、何でまたこんな原始時代のような作業をしなければならないのか
という気持ちは置いておいて、遥か昔の人々が水を得るために通ってきたような道のりを
トレースすることも非常に勉強になるものだ。
手作業は、時間も手間もかかるものの、ペースが緩慢なために、ちょっとした変化にすぐ
気付くことが出来る。その都度にこうして立ち止まるため、より観察眼は鍛えられる。
その上で、関連文献などを読んでみると、驚くほどスンナリ頭に入る。そこに書いてあることを
簡単にイメージできるようになっているからだ。

年齢的に、もう詰め込みの効く頭ではなくなってしまったものの、それならそれで、相応の
学び方があるものだ。身体がいつまでもつかという問題は残るものの、今の所、これが
ベストということらしい。

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