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斜面・造林・日陰、ここは適した植物は?

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畑や田んぼで行う事は一向になくならないどころか増える一方。
けれども、そればかりでは先立つものの不足しがち。そんな訳で、本日は余所で仕事。
とは言っても、草刈りという名の竹林整備なので、普段の延長のような気がしないでもない。
 
この仕事は、以前から散発的(ごく稀)に参加することはあったが、香取からだと遠いので
幽霊部員のようものになっていたが、現在は割と参加しやすくなったので、頻度を増やそうかと
思っている。草刈り、竹林整備、木こりなど、山林での作業が主なものになる。

今回の現場はとにかく広い上に急な斜面が多い。
どこもかしこも篠竹、もしくはマダケがびっしりとはびこっており、手強い事この上なし。

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本日は竹の除伐に入らず、ひたすら篠の刈りこみに没頭。
手入れの頻度は低いようで、太く長い篠竹が、かなりの高密度で生えているため、持参した
山林用の刈払機でも非常にやりづらい。


そして、中途半端に刈られた後の区画などは、輪をかけて作業しづらくなる

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この篠、すべてが斜面下側に向かって折り重なるように傾いでいる。
これは、斜面の上側から刈りこんだため。つまり、倒した篠が、下側のまだ切られていない
ものの上に倒れ込み、そのしなりで、更に下が・・・というかかり木の連鎖というか、立ったまま
ドミノ倒しのようになっている状況。
一度、大量に上から刈ってしまうと、切っても、下側の篠の㈱元にもたれかかるだけで、倒れて
くれず、除去しなければ下側を刈る事が困難になる。仕方なく、横や下側へ回り込んで刈る
ことになるが、しなった篠が頭上すぐにまでのしかかって、且つ、しなりによるテンション(反力)
がかかった状態できることになるため、結局どこへ回り込んでもやりづらいという最悪な状況が
発生してしまう。だからまあ、他の刈込が済んだ斜面の中で、ここだけが島のように取り
残されていた訳なのだが。
 
自分含め、本日の参加者は毎日同じ現場に入れるというる訳ではない。
闇雲に刈らずに、続きをやる人が困らぬように配慮しながら作業してゆきたいものだ。


 
広くて、いつ終わるとも知れぬフィールド故に、拓けたように見える場所もこの通り。
こい面の再生力の凄まじいこと。

20160614_151112.jpg
 
竹類は地表に出たかと思うと、直ぐに真っ直ぐ高くまで伸びそれなりの太さで固くなってしまうj。
これは、簡単に解説すると伸びる際に地下茎に蓄えた養分を一気に使うためだ。
生えた後は、本当にジワジワしか成長しない。しかし何年も枯れない。その間は、ひたすら
地下茎へ養分を送っている事になる。地下茎はどこまでも繋がっており、群落内のすべての
竹は、ひとつの竹のクローンと言って良い。
という訳で、ちょっとの区画を刈りこんだだけでは大してダメージを与えられない。
平場だったら重機でやっつけることも可能だが、このような急斜面ではなかなかそうもゆかない。
薬剤などを使わずに根絶したい、もしくは勢いを抑えたいと考えるならば、地下茎から再生に
必要な栄養が無くなるまで、執拗に広範囲を刈り取るしかない。

この現場は、年に二回程度の刈込みを考えているというが、恐らくそれでは簡単にいなく
なる事はないだろう。
 
とりあえずの見かけを処理した上で、この環境をどのように利用するか想いを馳せるのは、
地権者の自由。けれども、どのように管理すれば、この厄介な植物と上手く共存できるのか
というところまで考えられないと、結局将来もコレに悩まされることになるだろう。
少なくとも、過去に植樹されたスギやヒノキなどの高木を斜面に残したままでは、林内に
充分な光が差し込まないので、竹類は少し目を離したスキにいくらでも生えてくる。
過去の人間がわざわざ植林をしていたのは、山を管理する前提があった上での話。
それらの有用性が失われた場所を放置するということは竹類に好適な環境を提供しているも
同然である。だったら、一度植樹と竹を全て伐採し、低木相と草だけの空間にしてしまったほうが
後々の管理・利用に関して自由度が高くなる。

まあ、飽くまで竹と草のみを除伐して欲しいという依頼。それはそれで、こちらの仕事も無く
ならない訳なので、あまり気にする必要もない事だ。しかし、管理のしづらい土地というのを沢山
抱えているのなら、もっと考えて造成するなり、植生を活かすなrの工夫をしても良いのになと、
余計なお世話のようなことばかり考えながら刈払機を振り続けて一日が終わるのだった。

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