田舎日記ホーム >>> 田舎生活 >>> 新規就農者ブログ >>> 農園タロとあき

農園タロとあき

| トラックバック(0)

農業新聞の取材が来た。
以前も、【やそはち】活動を掲載していただいたりしているが、今回は純粋に我々夫婦の農業に
関しての取材である。そのうち掲載されると思うので、記事とこちらを一緒に読んでいただければ
それなりに色々伝わるかと思う。

取材の目的は、エディブルフラワー。
最近少しずつ話題になりつつある、【食べられるお花】の栽培を、妻が率先して行っており
それに興味を引かれたようだ。
草もそれなりだが、五月になって、ようやく様々なお花が咲き始めた畑にて。
妻の意志により、花も野菜も農薬は使わない。
花などは、その特性上から、食用とする消費者に対しては否応なく農薬不使用とせざるを得ない
部分もあったりする。

20160510_114810.jpg
 
母の日は過ぎたけれど、カーネーションもマリーゴールドなど、観賞用だと思われている花も
想像以上の種類が食べられる。ズッキーニやカボチャの花も美味しい。春菊の花も、大根や
もルッコラの花でも食べられる。これらを使ってみると様々な料理・お菓子・お茶などに
彩と味わいを同時にもたらしてくれるので思いのほか楽しい。もっとも、自分自身は婿入りして
から台所が住処ではなくなってしまったのでほぼ料理はできなくなっているのだが。
とにかく、今回は妻への取材。私はあんまり喋る必要もないかな。
どうせ自分など変なことしかしないのだから、放っておいても目立つ。故に妙な露出は
控えたいところ。実名(旧姓)でブログ書いて何言ってんだという感じもするが。
 
やれやれ、三年近く更新を止めていたのに、【新規就農】で検索すれば2ページ目のトップ。
【新規就農ブログ】だと、1ページ目の三番手。1・2位はブログランキングなので、実質
ブログではトップ。【新規就農 千葉】でも1ページ目五番手、上位4つは全て千葉県の
サイトなので、それも先ほどと傾向は同じ。【就農 稲作】だとトップ。
就農という言葉に、当ブログはどうも必ず強烈に引っかかってくる。
他にも、【刈払機 逆回転】、【リーザチャチャ】、【混合湯の話】など、意味不明な検索ワードでも
常に上位に出てくる当ブログ。ここの大元である【田舎日記】の力が大きいのが最大の理由
だとは知りつつも、そんなに読まれてても困るような気がする。
以前から、何か変なことばかり書いていないかっただろうか・・・。

話を戻そう。
【農園タロとあき】のタロのほうは、先月に米もモチも売り切り、今は何も稼がず、田んぼ作業と
作業インフラの整備、畑の土づくり資材確保に集中しているところ。
それらが落ち着くまで、あんまり野菜やお花は触れない。もう少し辛抱が必要か。

 
それと、新規で稲作を開始し、どうにかこうにかトントンのところまで持って行き、当初の就農地を
離れることになっても、その地で更に二名の新規稲作者を迎えることにまで貢献した自分の
ゲリラ的稲作活動であるが、ここいすみに於いては少々鳴りを潜めることになりそうだ。
実に、最大では単独無農薬で三町分近くにまで迫った耕作面積も、今年はなんと四反。
農業者としては鼻で笑われるような面積にまで減少。いかなる条件であろうとこれはどうにでも
なる程度の面積だと思っている。

そこへ至る理由としては、転居に際し、婿入り先に物を少なくして欲しいと言われた関係で、
乾燥/籾摺り設備一式を処分したこと。家の乾燥設備は、以前自分が使用していたものと
比較しても二回りほど小さく、どう見ても一町分以上の耕作に対応させるのは無理があること。
更に、厳格なお義父さんの設備を借りる格好では非常にやりづらいこと。また、散々色々やって
きたという実情など、こちらの地の方々は知る由もなく、自分は全くのズブの変わった婿だと
しか思われていないであろうこと。そして全く勝手の知れぬ土地でいきなり規模拡大の為に
近所へ頼んで田んぼを借りるという行為が、過去の経験からもはや暴挙としか思えなくなったこと。
処分してしまった機材一式を再び揃えるだけの投資は、作業場も整っていない現状で行うのも
無理がある上、行えたとしても、それらは直ぐに稼ぎを生み出してくれるものでもない。
従って、現在は野菜及びエディブルフラワーの生産・販売が早期に安定することに専心した
方が良いのは明白。稲作などは農法に関係なく農政が指導するような正攻法で儲けようと
思って出来るほど甘いものではない。

しかし、書いていて少々面白くないのも確か。未知なる新たな仕事への興味はあっても、
それなりの苦しみというか息苦しさは以前同様に付きまとう。
現在は、結果的に破天荒になるというあの気概が抜けてしまったか。
少々自分は色々と経験しすぎてしまったようだ。これも成長と見るべきか、判断は周囲に
お任せしたいところ。

新たなスタートで最初に背負わされるものは、家の内外のやっかみ。自分はもう何でもかんでも
自己責任で自由にやって良いわけではなくなった。
これを引き継ぎ継ぎつつ思ったように農業を営むというのは、単独での新規就農とはまた異なる
難しさがある。

『アイツはどうしようもねぇ』

だったら別に慣れたもんだが、
 
『あの家はどうしようもねえ』

だと精神的に堪えることは間違いない。
そんな訳でまずは、おとなしくしているフリから。フリから。フリしてるだけだから。
 
ともかく、農業の主役は若い若い妻でございます。
新生【農園タロとあき】、どうぞよろしくお願い申し上げます。


そのついでにアホ亭主の戯言を好意的に読んでくれる方がいらっしゃるようでしたら、
それだけで私は幸せなものです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://inaka-nikki.net/mt/mt-tb2.cgi/1902