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#575 出来るだけ無理のないように

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先週は、ようやく田植えが落ち着いた。
残すところは後一枚。こちらは月末の予定なのでもう流しモードで良いだろう。

田植え一段落のお知らせ.JPG
 
モチ米の苗はギリギリ。今年は余る苗が殆ど出ないように調整した。
これはこれで博打のようなものだが、正直、用意するのがもう億劫で仕方が無かった。
 
他、一連の作業は以下。

・6/12(水)畦畔修正三反五畝、代かき仕上げ三反五畝、チェーン除草一反、
        追肥(コシヒカリ/ボカシペレット40Kg/二反)

・6/13(木)雨、消耗品の買出し、漏水箇所補修、代かき五畝(代行)

・6/14(金)チェーン除草二反五畝、田植え三反五畝、

・6/15(土)肥料散布120Kg(三反五畝/ボカシペレット80Kg、水稲用
        有機肥料20Kg、魚粉ベース20Kg)チェーン除草二反、手取り
        除草(アシカキ/スズメノヒエ)、草刈り(畦畔/法面二反五畝、
        休耕地の導線及び法面

・6/16(日)やそはち受け入れ、手取り除草四畝、

・6/17(月)チェーン除草三反五畝 畦畔修正五畝(代行)、田植え五畝(代行)、
 
 
要塞田んぼの水路側は、今年も畦畔板を挿す。
雨もあり、水位は順調に上昇。

畦畔板きました.JPG

二枚で100m強。この作業を想定して事前に準備していたので、今回は非常に
挿し易かった。

本日(17日)より、中干し期のため用水は暫く止まる。今のところ全ての
田んぼの水位は問題なし。

要塞田んぼには、今年も【まんげつもち】を植える。
時間的な都合上、代かきは一回のみ。代かきと言うよりは、田面を均すために
土を引っ張る作業に終始。翌日の仕上げ代もかなりの作業量。

散らす気力ないです.JPG

ここで耕作を始めた四年前と比較すると、相当に平になり、深みも少なくなって
きてはいるのだが、未だにあまりにも土が盛り上がっている箇所は、もう諦めた。
田んぼのハジのほうに寄せまくって終了。写真の周囲の部分は、昨年は植えも
しなかった場所。ここまでやれば充分だと思う。
 
 
チェーン除草以外にも、どうしようも無いところは手で雑草を抜き取る。
アシカキやスズメノヒエがその対象。
 
恐怖の水中匍匐.JPG
 
アシカキは、キシュウスズメノヒエと似ているが、もっと太く、水面ではなく
水中を這って田んぼの内側へ伸びてくる。水位を下げなくても、節間から出た
根が泥をつかみ、マット状に繁茂をしはじめるので、イネの生育後期まで放って
おくと手がつけられなくなる。そうなると、稲刈りはおろか、その後の耕起作業
にまで障害となってしまうので、出来るうちに叩く。
 
しぶといし太い.JPG
 
気温も上がり、雑草の勢いも増してきた。引き続きイネを優勢にしてやれば、
水田内に他の植物が生育しやすい空間を減らすことが出来る。すると、雑草は
いても意外とおとなしくなる。根絶が無理でも、許容範囲内に抑えておけば良い。
植物も、自分が優勢とみるや、どんどん他を抑え込んで生育してゆく。
逆に、早い段階で取り囲まれればすぐにいじけてまともに育ってはくれない。
同種でも、密度が高くなりすぎると『もう自分はこんなもんでいいや。』と怠けて
成長しなくなる。

熾烈すぎてはいけないが、作物をある程度の競合条件下に置くというのも、それは
それで悪くはないのかもしれない。そもそも作物であるという事意外は他の草と
変わりは無いし、水田や畑という環境そのものは自然からしてみたら異常な土地
(生物相の貧弱な裸地)である。そんなのを放置すれば表土がすぐに流亡して将来は
不毛の砂漠になってしまう。圃場に最初に生えてくる雑草、外周から侵入してくる
雑草は速やかに裸地を覆うという使命を持っている、言わば自然が選んだ植物だ。
共存をしようとすると、なかなか農業としては成立しにくくはなるが、仕組みを
理解すると、畑や田んぼは飽くまでも使わせてもらっているとものだという認識を
持てるようになる。

その年は雑草をしっかり押さえ込む事が出来たと喜んでみたところで、自分が生きて
いられるほんの少しだけの年月を考えてみると結局、何をやっても抗うことは出来ない。
だったら農業だけではなくて、全体的な動植物の生態を学ぶのが得策のようだ。
闘ってばかりいたら、本当に疲れて仕方が無い。

必死になって草刈りに明け暮れたところで、スズメバチに襲われたり、マムシに咬まれ
でもしたら、そこで終わりかもしれない。疲労で倒れても、休んでいる間に圃場は
草地になってしまう。やっぱり、あまり無理してまでやるような仕事でもないのだろう。
これからは暑い時期。上手にペースを組み立ててゆこう。

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