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#563 かの人は罠をこさえに幾年か掛け

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引き続き、知人が管理することになった田んぼ作業を手伝う。
全体の面積は約八反。前回と場所は違えど酷さは同じかそれ以上。
その原因は主に、前耕作者の所業。

田んぼの半分が耕作放棄となっていたため、放棄された区間にトラクタを
通さざるを得ない。 

当然の結果ですな.JPG
 
一往復しては、ロータリーに絡みついた草や根っこをむしり取る。作業ペースは
かなり遅くなる。いきなり水を張って荒代かきを行うのは、田植えまでにあまり時間が
無いため。土中からのガス湧きは避けられない。

 
 
道路キワをトラクタで通った際に、妙にゴツゴツした感触があると思ったら
ロータリーが根箱を粉砕する感覚だった。田植えが終わってから片付けもせず
その上を雑草が覆い尽くしたために、全く見えなくなっていた。

苗箱っくれえ片付けろぉぉおお.JPG
 
どうしてこうもなげやりに出来るものなのか。
苗箱の残骸を取り出す知人。まだ破片が埋まっているかもしれないので、この田んぼは
素足で入ることは出来なくなった。、
  
 
はいはい。土も思い切り寄ってます。 
 
土をずらすぜ.JPG
 
全面の代かきが済んだ後、ロータリの角度を変え、土を少しずつ田んぼの低い所へ
寄せてゆく。雑草を引きちぎってしまえば、意外とここは走り易い。しかし、深く
なければ無いで裏がある。次に説明するが、要はザル田である可能性が高い。
 
 
これで、作業完了・・・とかなる訳ないじゃない。

四年前の悪夢が今も尚.JPG
 
田面下に大穴あり。暗渠が潰れて、田んぼに張った水が物凄い勢いで柵渠の下から
流出している。これは、一度水を落として周囲を修正しなければ耕作不能。
この田んぼ、四年前に陥没を起こして田植えをやりなおしていたが、結局のところ
何も手を打たずに漏水ポイントを避けるようにして、水の溜まる低いところにだけ
イネを植えていたのだろう。耕作放棄されていた部分は、恐らく暗渠の配管が敷設
されている区間と被る。手抜きにも程があるというものだ。田面の陥没が再発したと
思しき箇所は、トラクタもかなり沈む。ひたすら走らせ穴を踏み潰せればと思って
試してみたが、無駄だった。

 
今一度、何を考えていたのだろうと頭を捻ってみるが、やはり何も考えていない
という事実以外は思い浮かばない。ええ加減にせえよとも言いたいが、ご当人は
この地に未だ戻らず。眼前にあるのは息も絶え絶えに横たわる耕作地ばかり。
今更驚くことも、拳を突き上げて怒ることもない。ただただ悲しい。

まったく、色々な人にこんな無断なエネルギを使わせやがって・・・。
そろそろ負の連鎖はころらあたりで終わりにしたい。
そろそろ自分の仕事させてくださいよ、全く。

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