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#552 用心してから火を放て

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先週、今週と休耕地の復帰を少しずつ続けている。
先週は、草刈りの続きを行った。

I草刈り完了しました~.JPG 
 
枯れ草が立ったまま雑然としていた区画は、どうにか元の様子が判る程度になってきた。
毎週一日、2~3時間程度の作業ながら、しっかりと進んでいる。
 
 
そして、今日は刈った枯れ草を片付け、土手と田んぼの一部を焼いた。
草を焼いてしまえば、圃場に機械を入れ易くなるので、田畑への復元が容易になる。

集めてよけて焼きます.JPG
 
ここのところは晴れの日が続き、空気も草も乾いている。ヤブを焼くにはもってこいな
訳だが、こんな日に草ムラへ火を放つには、それなりに勇気と知識も必要だ。
と言うか、その本当の気持ちとしてはあまりやりたくないというのもまた事実。
大規模に焼くと、山火事に至る可能性も高いし、火事と誤認されて通報されたり
しかねない。とにかく、何も準備をせずに火をつければ瞬く間に四方へ延焼しだして
広範囲が火事になる。よって、これは未経験者が単独で行うのは絶対に薦められない。
また、昨今は田舎の自治体でも野焼きや焚火を規制しているところが多く、行う場合は
事前に役場や消防へその旨と場所を伝えたり、可否の確認をしておく方が無難だろう。
 

実際に狙った区間のみを確実に焼きたい場合は、以下を厳守すべし。

・風が強い日は、絶対に行ってはいけない。
 
・なるべく単独で行わないこと。

・焼きたい区画と、そうでない区画の境界の草は、必ず刈った上、レーキなどで
 片付け、境界線の幅を5m以上確保する。(表土が露出するまで片付ける。)
 緩衝帯を縦横に設け、セクションごとに少しずつ焼くなどの工夫も必要。
 繰り返すが、草は刈っておかなければ速やかに寄せられず、延焼の原因となる。

・上記同様に、山と接する部分もしくはその周囲へは絶対に火が回らないように
 燃えるものをよく片付ける。山や林の傍で火を焚くのは論外。
 
・火を放ってからも、飛び火や片付けの不具合による延焼の発生が無いかよく監視
 する。想定外のところへ火が移った場合は、速やかにその先の燃えるものを片付け
 緩衝帯を確保する。(想定外の延焼が起きた場合、そこでうろたえてしまうかも
 知れないと彼方が少しでも思うようならば、そもそも火をつけるべきでは無い)

・延焼が手に負えない勢いになりそうだと思ったら、その時点で消火活動を開始すると
 同時に速やかに通報すること。勢いが良くなってからでは手遅れ。
 
 
・土手のように高低差のある場所は、下から火を放つと一気に火が駆け上がる。
 土手の上が山林などである場合は、火災を防ぐため火をつけてはいけない。
 また、火の勢いを管理する際も、高い土手の上側に回りこむと、熱と煙の影響を
 モロにくらうので自らの作業導線をよく考え、確保した後に火をつけること。
 
・底が厚く、難燃性の長靴(革の安全靴など)や、革手袋を着用して行うこと。
 (いざという場合は、燃えている中に入って火を踏み消す必要があるため)
 
・消火器・水・ポンプなどは出来る限り用意しておく。
 
・うず高く積んだ草や枝などを燃やした場合、燃え残りを積んだままにしておくと
 くすぶり続け、風などで再度火の手が上がる場合がるため、消えたと思っても
 放置せず、灰や炭の 山を崩して周囲に均した上で、煙の出ている箇所をよく踏んで
 消しておく。その上で水をかけて鎮火させること。
 
 
やはり、注意点を書き出してみるとキリが無い。そしてどれだけ注意しても山火事
発生のリスクは無くならない。作業に慣れる前に大火事をこさえてしまったり、自分が
煙に巻かれて倒れたりしてはどうしようも無い。これを読んで真似をしようという人が
いるかどうかは知らないが、何も知らずに火を放つ輩が増えるよりかは良いだろうと
考えて、敢えて書くことにした。とかく火は恐ろしいものである。

それにしても、何でこんなに諸注意が出来るのかって?
いや、あの・・・小さい頃から火遊びをしょっちゅうしていたもので・・・。
これまで何事も起こらなくて本当に良かったと思っています。
お父さん・お母さん、僕は悪い子でした。

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