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#495 レトロじゃねえ、新品だ!

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なんだかまた考えられないモノ達がやってきた。
今回は別に面倒なものではないのだけれど、別の意味で丁寧に扱う必要がある。 
 
 
二台の発電機を動くようにして欲しいとの依頼。
 
って、動くようにするのは多分すぐ出来ると思うのだけれど・・・。
これは、その、なんというかあまりにも衝撃的な状態。
 
 
ホンダEM300
名機E300のマイナーチェンジモデル。E300系の発電機は大量に生産
されたので、今でも大して珍しいものとは言えないのだが、これは別格だろう。

いい面構えですな.JPG
 
製造から40年近く経過して、ここまで新品状態のものは異常としか言いようが無い。
樹脂やメッキ・塗装・ゴム部品・ステッカー類の全てが全く劣化していない。
一体どんな風に保管してこの状態を維持してきたのだろうか。真紅というほど鮮やか
でも無く、ややオレンジがかって暗めの赤い塗色に【無鉛】ステッカーの青色が生々
しく映える。よく目にするくたびれた耕耘機なども元々の色はこうだったのかと
しげしげと見入ってしまう。昔のラジオやテレビ。オーディオ機器などを彷彿と
させ、箪笥や畳とも良く調和するデザインもなかなか洒落ている。ダイヤルのガタの
無さ、AC/DC切り替えシャッター及びタンクキャップの小気味良いクリック感
などからは、現在の耐久消費財とは全く異なる当時のモノ造りの考え方が伺える。

 
 

次の機種は比較的まだ新しい。というか、これもモロ新品。
 
ホンダEX300。【hippo】の愛称で知られる小型発電機

EM300が、出力を増したEX400/550【デンタ】へとバトンを渡した後、
暫く時間を置いてから発売された2サイクルのポータブル発電機。
最小・最軽量ながらインバータ搭載で、回転数に依存せず常に安定する出力波形は
PCや計測器などの精密機器を駆動する際にも支障をきたさぬ高性能さ。昭和62年
登場にして現在でも充分に使用に耐える革新的なこの設計が、進化した現行のEU
シリーズにしっかりと受け継がれている。
 
非常用ならではの増槽つき.JPG
 
これは、連続運転時間を稼ぐためにサブタンクが設けられた珍しい仕様。その為、
軽快感と知的さを併せ持ったデザインがだいぶ野暮ったい姿になっているが、燃料を
入れた状態で持ってみても、意外とバランスは良い。こちらも二十年前後は経過して
いるが、やはり全く劣化は見られない。マフラーのスパークアレスタ(排気口の
メッシュ)もキラキラと輝いている。
 
どちらも、非常用に保管されていたものが放出されたとの事だが、よくもまあ
素晴らしい状態を保っていたものだ。持ち込んだ知人と一緒に、いつもの農機屋さんに
部品を注文がてら見せに行ってみた。
 
 
『これ、動くようにするって、火を入れるんですか?』
 
 
同感である。EX300はまだ使っても良いような気はするが、EM300の方は
どうしても気が引ける。出来ればドライバーでネジを緩める事さえしたくない。ホンダ
コレクションホールに展示されていてもおかしく無いようなものが、雑然とした
作業場の中でひときわ輝いている。
 
とりあえず、バラす前によく磨いておこう。日光にも無闇に晒したくはないので
冷暗所に保管しておこう。組み立てたら、シリコンスプレーをかけまくって、ワックスで
仕上げよう。
 
普段、コキ使われてやつれ果てていたり、蒸し風呂のような悪条件で保管された
歴戦の武士(もののふ)ばかり見ているので、これは良い目の保養。いや、眩しくて
目がつぶれてしまうかもしれない。

 
 
ああそうそう、農作業のほうもやっています。
 
草はなくても生育イマイチ.JPG
 
雑草は少ないが、イネの生育はあまりよろしく無い田んぼ。用水を引かなくても
田んぼの水は全く無くならない止水。暗渠は塞がってしまい、自然透水が極端に少ない
ようだ。有機物残渣が嫌気的に分解(強還元)の状態になっていて、ドブ臭い。
除草機をかけているのは、ガス抜きの意味合いが強い。もう暫くしたら落水させて
田面を軽く乾かしてやろうと思う。
 
草を抑えられたら、次はいかにして多収をい狙うかが課題になる。
今まで、酷い管理ばかりしていたので雑草さえ抑えられたら御の字だったのだが
このように間違って抑草が出来てしまったら、今度はどうして良いか良く判らない。

困ったものである。

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