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#465 引っ張りましょう 植える日までは

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昨日は、朝から昼飯も食わずに暗くなるまでずーっとトラクタに乗っていた。
というか、手強い田んぼばかりで、気が付いたら時間が過ぎていたというか。
 
 
その原因は、田んぼの高低差。
特に、魔の田んぼ上段側は手に負えないレベルで、この日だけでは目途をつけられ
なかった。それに次いで、今年から管理を引き継いだ田んぼもなかなかのもの。
(以下の写真)

やっぱ高低差あるか.JPG

荒起こしの済んだ田んぼに水を張り荒代かきを行う訳だが、進行方向に向かって
左奥の土が特に高くなっている。この土を低い部分へと引っ張っていかなければ
ならない。 
 
土は、水があると引っ張りやすくなる。だが、現状であまり水位を上げすぎると
作りこんでいない畦畔が更に脆くなる。また、ワラや雑草の破片は水に浮かさずに
出来るだけ土に練り込んでおきたいのでここは我慢。 
 
 
トラクタ通過後、後ろを見て引っ掻いた土の上に水が乗ってくれば、おおむね
大丈夫だが、いかんせん水の乗らない部分が多い。

練り込みつつ土を引っ張る.JPG
 
仕方なく、高い部分の土を何度も削って均す。
この作業をしっかりやっておかないと、水深がバラつきが激しくなり水管理や雑草
防除が難しくなる。例えば、ヒエは表土が露出しなければ発生を抑えられるが、
土が盛り上がっている部分があると、ちょっと減水しただけで簡単に生えてきてしまうし
逆に水深のある部分ではコナギが大発生する。また、土の高い方に水がしっかり乗る
ようにするには、全体的にかなり水位を上げる必要が出てくるが、深水にすればする
程漏水に耐えうる畦畔の作り込みが必要になる。尚、土の低い部分は、必然的に
田植え時点から深水にならざるを得ない。すると浮き苗が出易く、活着及び初期成育
にも悪影響の及ぶ事が多くなる。自分の場合とは異なるが、除草剤を満遍なく効かせる
ためにも、田んぼの均平出しは非常に重要である。

 
確かに雑草防除の基本は深水だと最初に教わったし、イネはどれ程水深を深く
しても死ぬ事は無い。だが、いつでも深水にしておけば良いという訳でも無い。
気象や成長ステージ、また抑えたい雑草によって水深は変化させるべきであって、
その管理をする上で必要なのが、深水にしても大丈夫な田んぼだという事だ。

 
夕方になり、左右の田んぼともようやくある程度の所まで均す事が出来た。 
 
次回入ればある程度までは.JPG

次回は、ロータリーの後ろに角材を引っ掛けておいても良いかもしれない。
この後も尚、暗渠を入れた田んぼと扇の下の田んぼの耕起を行った。
相変わらず代かきと耕起を同時に行うケースが多いので、ドライブハローの出番は
無く、標準ロータリーばかり使っている、。別に、ドライブハローを使わなくても
浅い代かきは可能だし、仕上がりも悪くは無い。車速とPTO回転・耕深・排土板の
押さえ圧をしっかり土の状態に応じて設定するのに少々コツが必要なだけで、それが
決まってしまえば作業速度も上げられるし、田面にトラクタの轍も残る事は無い。
ハローのメリットは、土が引っ張りやすいこと、勘所に頼らずキレイに仕上がること、
設定を間違っても田んぼがそこまで深くならない事。持っているのだから本来は
使うべきなのかも知れないが、毎年事情が悔やまれる。また、標準ロータリーの
専用台車を持っておらず、オートヒッチから外すのには台が必要というののも正直
面倒だ。台車が無いのなら、標準三点リンクの方が換装しやすかったというなんとも
ダメな話。多分、今年も標準ロータリーだけで全ての田んぼの代かきをしてしまう
のだろう。


耕起のついでに、田んぼの見回りをすると、田植え翌日からちょっと変化が見られる。
 
翌日で既になんか違う.JPG
 
右側の通常苗の葉がまだ起きてきていないのだが、自作苗は既に立ち上がってきていた。
 

苗が起きてるんだすよ.JPG

少し拡大してみると判り易いかと思う。これならかなり活着も早そうだ。 
 
 
先日写真を撮り損ねた自作苗はこのような感じ。
 
なんだか迫力あるんだよな.JPG
 
播種密度が低いのでマットとしては粗いのかもしれないが、昨年同様に異様に茎も根も
太い。のたうち回るように広がる根っこはなかなか迫力がある。これまで散々な目に
遭わせてきたがしっかりと元気に育ってくれて嬉しい。元気で何より。

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