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#461 湿田耕起のコツ

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先日草刈りの済んだ要塞田んぼをいはじめとする四枚の棚田も、耕起が済んだ。
農道も随分と視界が開け、それなりに気分良く各々の田んぼにアクセス出来る。
 
だが、そのままサクサクと作業が出来る筈が無い。
ここ三日間は晴れており、気温も上がっていたので少しは荒起こしもしやすいかと
思ったが、やはりまとまった雨が降ってしまうと少々厳しい。


荒起こしはこれで完了と.JPG
 
 
要塞田んぼは、側溝掘りの甲斐もあってかさほど難は無かった。
一昨年、コンバインを落としたカマは迂回した他は全体的に問題無し。
畔もトラクタで踏み潰しておいた。
 
 
一番手強いのは、要塞田んぼの上にある田んぼ。
 
入れるけれど入りませんよ.JPG
 
ここは異様にぬかるみが多く、旋回するのも容易で無い。
湿地側の水は要塞田んぼ側に落ちるようにしてあるのだが、側溝が埋まっている
せいもあり、湿地のキワには入れない。いっそのこと耕起せず、いきなり水を張って
代かきをしてしまおうかとも考えたが、一応出来るところまでやったという感じ。
どうしても深い箇所を枕地としなければいけない場所もあるので、田んぼ内側の
隣接耕を行ったのみで、敢えて枕地の部分は耕さずにそのままにしておく。
放置した部分は、入水後に管理機で叩く。それまでにまた側溝掘りをせねば。

 

上から二段目の田んぼは、湿地(緩衝帯を設けていないので、アプローチ部分を
含めてかなりグチャグチャ。

この水量はいかがなものか.JPG
 
カマになっている部分は、代かきしないで田植えが出来るのではないかと思うほど
トロトロになっていて雑草も殆ど生えていない。いわゆる冬季淡水不耕起栽培の田んぼと同じような状態になっていることからかなりの水量があると判る。別に無理してやらん
でもというのは先ほどの田んぼと同じだが、ただ、カマ部分は稲刈りを放棄したという
事情もあり、地表にある残渣の量というか枯死したイネの丈があるので一応バック
進入を繰り返して浅く埋め込む。深い部分はバックして入ればそれなりに処理が可能。
通常の耕起と同様に、カマを枕地にしてそこで旋回しようとすれば、たちまち
掘れて深くなり、文字通りの泥沼となる。尚、真っ直ぐ進入する際はデフロックを
しておくと空転による底掘れが減る。
 
 

てっぺんは、全体的に底が浅いので楽。
だが、例によって山のキワにはカマがあるので、深くならないようにバック進入を
多用。
 
てっぺんは楽勝です.JPG
 
狭いので、前進─後退を繰り返して耕してもさほど時間はかからない。
最後に外周を走って終わり。トラクタだと早いが、ここなら別に管理機でも
良かったのかも知れない。
 
常日頃、作業機も使い分けが重要だと書いているが、使い分けを行う際も
段取りが必要。本日の場合、四枚を一気にトラクタで行ってしまった方が効率は
良かったという訳である。後は、この四枚にいつ何を植えるかという調整次第で
出動させる機械や代かきの手法が異なってくる。
春から初夏にかけては、普段にも増して本当にパズル脳になっているなと思う。

種まき・育苗・草刈り・耕起・代かき・田植え・機械整備・やそはちの指導。
これらを全て同時進行しなくてはならないのである。ダラダラしていては
とてもとても仕事が回らない。だが、慌ててもいけない。なにしろそれではブログの
更新が出来なくなってしまうのだ。


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