田舎日記ホーム >>> 田舎生活 >>> 新規就農者ブログ >>> #459 耕作者の宿命

#459 耕作者の宿命

| コメント(1) | トラックバック(0)

散々草刈りをして、クタクタになったせいで、一日遅れの更新。
今日は異様に暖かくなり、種まきをているだけなのに汗が滴る。
夜からは会合があり、深夜にブログを書く。明日は早起き出来るのだろうか。
 
 
今年になってから増えた田んぼは5枚。当然の如くその分の作業も増える。
相変わらず農道や法面の多い田んぼが多く、手強い区間も正比例。

道の刈り込みは行うべし.JPG

田んぼ周囲の草刈りは大した事は無い。だが、農道の側面がヤブ化しているような
場合は、やはりそこも刈り込んでおかねば気が済まない性分。駐車/駐機スペースを確保
するために、山に食い込んだ部分も刈る事になる。これまで刈られていなかった場所は
雑木や笹に加えて倒木や埋もれ木などもあり、非常に刈りづらい。気が付けば刈払機
3本に加え、植木屋よろしく腰にノコギリや剪定鋏などをブラ下げるようになっていた。
 
 
そして、妙な所の作業が増えると良く判らない植物に出くわす機会も増える。
この不気味な奴は一体何なのか。気になるので平凡社の図鑑や、不気味な植物などという
おかしな検索ワードでネットの写真を漁っていたらかなりの時間を浪費。
 
ウラシマソウでいいのかなぁ.JPG
 
見つけた時も思わず、ヤブ刈りを中断し見入ってしまった。花の構成を見ると、ミズ
バショウに似ていると思ったので、サトイモ科の植物を色々と調べてみた結果、どうも
これはウラシマソウという植物らしい。それでも定かではないが面倒くさい場合は
ママムシグサの類とも片付られそうだ。


冴えない色と模様、不気味な花の形状、そして薄暗い場所に生えているという
限りなく得体の知れない雰囲気は見た者にしか解らない。 
 
切ったら呪われそうだ.JPG
 
それでも、なんというか刈ったら呪われそうな気がしたので一応残しておいた。
写真は多めに撮影した。
 
 
 
まあ、それも息抜きの内。更なる難所が待ち受けている。
 
桑の木埋もれ木笹のヤブ.JPG
 

田んぼを借り受ける際、登録されている地図を見ると一枚であるはずの田んぼも、
現在は1/3程耕作放棄されていて、見事なヤブになっていたりするのだから困った
ものだ。必然的に、そこ全体をしっかり管理する必要が発生してしまう。
 

硬い植物ばっかり.JPG
 
笹や桑の木が生え放題。そしてそれらにはかなりの頻度でクズのツルが蒔きついて
いて、刈りづらい事この上無し。包丁の如くズバズバに研いだ二枚刃も、硬い植物
ばかりだと、みるみるうちにギタギタになってゆく。そこまで鋭角に刃を研ぎ出した
訳でも無いのだが、Φ30近くの桑の木ばかり切っていたらそれは仕方ない。
切る際は回転を上げて力任せに切るのでは無く、日本刀のように、斬る瞬間に刈払機
本体を若干手前に引くように滑らせるとスパッといく事が多い。
華奢な造りの機体でこのような作業をしていたら、そのうち竿が折れる事は必至。
このようなケースでは山林用の中型以上の機種か、通常機ならノコ刃、笹刃などを
装着するのが無難。
 
 
刈っても刈っても次々に現れるヤブには、流石に辟易してくる。

笹と鍬と屑と私とか.JPG
 
やってやれない事は無い。ただ、どうしてもここまで荒らした人の尻拭いをしている
感が否めないので、作業中にモチベーションが下がり気味になってゆく。
それが疲労する最大の原因なのかもしれない。水稲の栽培管理が上手に出来ようと
出来まいと、田舎のしきたりとして、田んぼの草刈りは基本中の基本。それを
サボるような人間を周囲が容認する筈もないのである。

草刈りをして、この田んぼの生産性が改善する訳でもあるまい。増して時給など出ない。
然し、これを放置すれば、いざという時に速やかに農地に戻せない。そして火災などの
危険性も増してゆく。リスクを徹底的に遠ざける為の努力は周囲の目線などを抜きに
しても惜しむべきものでは無いと言い聞かせる日々が続く。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://inaka-nikki.net/mt/mt-tb2.cgi/1744

コメント(1)

それ、ウラシマソウだよ。
花は何とも不気味ですが、実はもっともっと不気味。
今度写真お見せしますわ。