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#451 ザリガニ漁

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本日も、要塞田んぼの側溝掘りを行う。昨日だいぶ進んだので気が楽ではある。

ただ、何か黙々と掘るだけでは最近面白くない。モチベーション維持のため、普段と
違う何かが必要だ。そこで、生物観察をしながら作業することにした。

子供大喜びスポット.JPG
 
とは言っても、生き物ばかり見ていたら作業が出来なくなる。
目に付く比較的大きな水棲生物の個体数をチェックする程度なら、手も動かし続け
られる。ついでに、ザリガニは食用のために捕獲しておく事にした。
 
これなら作業も進み、食材購入のための負担も減り、そして童心に戻れる。
なんというか湿田万歳である。

 
タニシは何処にでもいる。敢えて触れる必要も無さそうなのだが

他の田んぼのとは大きさが違うぜ.JPG
 
・・・ここにいるものは特別大きい。ジャンボタニシっていう外来種もいるが、
固有のものでも充分過ぎる迫力だ。食えるけど、ここまで大きいと何か違和感がある。
 
 
今年は、イモリも異様に多く発生。
 
今年は多いな~.JPG
 
草が水路を覆い尽くしているような区間に特に集中しており、パッと見ただけで5~6
固体いることもザラ。今日はアメリカザリガニよりコイツらの方を多く見かけた。
動きは鈍く、捕まえるのもたやすい。

 
ここの湿地や水路には、ホトケドジョウも沢山いる。
 
相変わらず可愛い.JPG
 
成魚でも5cm位と小ぶり。これ、可愛いから昔から好きだった魚である。
ただ、捕まえたのは中学生以来だろうか。飼育してみても割と強いが、湧水のある
小さな小さな小川や池沼に生息するせいか、夏場の高水温に弱い。
小さい頃から良く別に珍しくもない生き物だと思っていたのだが、気付いてみたら
現在は絶滅危惧ⅠBとのこと。コイツは目立たない上に、局所的な環境変化に追従
出来ない生き物の代表格とも言えるだろう。例えばここを例にとってみても、田んぼの
暗渠化を行えばたちどころに死滅してしまう。増してや、この田んぼの水が落ちる先は
三面張りのコンクリート水路。もともと生息範囲の狭い生物は、河川改修や農地の
造成事業などが行われる度に、その分布域が同一地域内でも点在化してゆく。そして
その残った砦も誰も気付かぬうちに各個撃破されるというのが日本中で起こっている。
だから、レッドデータに載せたところで、そんなものは全く意味をなさない。

なにしろ、『自分の田んぼの排水改善をするな』等という法は作れるはずもないし
出来たとしても素直に従うアホなどいる筈はないではないか。

という訳で、彼らの命運は、自分やこの田んぼの地権者にかかっている。昔と同じ
ように、当分の間はのんびりと過ごしてもらえるようにせいぜい努力しよう。
 
 
で、本当に用があるのはこっち。
 
 
かなりの高密度.JPG


昨年生まれた越冬固体ばかりなので、少々小ぶりだが、作業終了までに四十匹を捕獲。
二~三日泥吐きをさせておこうと思ったのだが、弱ってきているものがいたので、
せめて共食いで命を落とす前にと茹でてみたところ、そこまで泥臭くない。これも
清流のおかげなのだろうか。尚、コイツ等は全て雑草をどかした部分で捕まえた。
メンテされていない側溝は、外敵から見つかりにくいらしく、脱皮直後の固体も
相当の数。そこで、あまりに整備するのもどうなのだろうかと、草の折り重なった
部分を残しておいた。別に、アメリカザリガニは保護する必要はないのだが、
なにしろ、イモリもホトケドジョウもそこに集中していたものだから残したくなる。
自分だって棲家が奪われたら嫌に決まっているし。

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