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#437 まだモチ作ってたり

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全く、ここのところ雨ばかり降っている。
農作業も機械整備も遅々として進まないのでこれはまずいが、天気には逆らえない。
作業場を片付けたり、米を発送したりとやる事はやっているが、寒さがすぐに戻って
きたせいもあり、晴れやかな気持ちにはなかなかならない。

っと、仕事仕事。今週はまた玄米モチをこさえていた。受注生産という形だが、
これは作ったら作っただけ需要があるというか、冬からの生活は本当にこれがあった
お陰で助かっている。製造にも慣れ、一人でも順調に作業をこなせるようになって
きた。余裕が出てきたので、その製造工程でも紹介していこう。
 
 
まずは、仕込みから。
モチ玄米は、洗う前に循環式精米機に数分間かける。(圧迫ゼロ)

圧迫せずに玄米を仕上げ.JPG
 
これにより、苦味や雑味の原因となる玄米表皮を少し削いだり、小さな異物を取り除く
事が出来る。この処理をしておくと、玄米が洗い易くなるという訳だ。初期の玄米
モチは、この工程を踏んでおらず、味はだいぶ現在と異なる。少し苦味のある方が好み
という方もいるが、現在の玄米モチの方がすっきりした味になっていて良いと思う。
 
 

で、良く洗ってから水に浸す。
 
良く洗います.JPG
 
 
そこまでゴリゴリと洗うわけでもない。
朝晩には必ず水換えを行い、4~5日ほど浸し続ける。水換えの際にも、水温にムラが
出ないよう玄米を良く掻き混ぜる。発芽玄米モチにしたいような場合は、風呂場に樽を
置き、時々お湯を入れるなどすると良い。

 
吸水が終了したら良く水を切り、セイロに移す。

蒸し穴がキモ.JPG
 
蒸す際は、写真のように窪みを設け、蒸気が満遍なく抜けるようにしておく。
 
 
セイロは二段で三升。
カマドで火を焚いて蒸す。雨の場合は室内のコンロでも蒸せるが、気分的にカマドに
薪をくべる方が好き。  
 
セイロ二段で三升.jpg
 
白米を蒸す場合よりも、かなり長い時間蒸す必要があるが、 単独で作業をする場合、
別な作業をこなしながらになるので火力調整が難しい。ベタっとせず、プチプチに
蒸し上がるようにするには、なかなか熟練が必要。

 
 
 
蒸しあがったら、もちつき器に投入。
流石に、単独で杵と臼を使ってつく訳にはいかない。そんな神業が出来たらカッコ
いいかなと一瞬思ったが、想像してみると、出来たとしても相当間抜けな絵にしか
ならなそうだ。

P1040575.JPG
 
器は、モチ米を投入する直前まで余熱しておく。
機械が動いている間は、フタをしてとにかく熱気が逃げないようにすること。
 
 
 
モチがこね上がったら、1Kgずつ千切ってポリパックに入れ、のしながら
シールをして完成。軍手やふきんは作業前に必ず15分くらい煮沸している。

インパルス製は頑丈でいいね.JPG
 
 
のすのには、硬くて分厚い板が適している。のし終わったら固まるまで寝かせる。
シールの仕方や、寝かす際の並べ方によっては、モチにシワが沢山入ってしまう。
見てくれもだいぶ良くなってきた。
 
 
このような流れで、単独でも一日30枚弱なら作ることが出来る。
今回は、18枚で半日。機械・セイロとも容量が三升なので、要はそれ以上の能力の
ものを用意すれば、おなじペースで作業していても製造量を上げる事が出来るだろう。
これは設備投資をする価値はありそうだ。
 

玄米モチは、こうして出来上がったそばから売れてゆく。
気が付けば、あと一回こさえたらモチ米が切れる。最初は、あんなに沢山あって
どうやって捌こうかと思っていた位だったのだが。今年はもっと栽培しても良い
のかもしれない。

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コメント(6)

以前は伯父が毎年お餅を送ってくれていましたが、
高齢で農業を辞めてからは、なかなか口に出来なくなりました。
自分で作れるようになったら、楽しいですね☆

のうえ さん

毎度ご愛読ありがとうございます。

モチを作るのも、随分と慣れてきました。最初のうちは面白かったのですが
作りすぎて近頃は作業を消化している感が・・・。
でも、玄米モチを作るのは浸す温度や時間、蒸らし方などノウハウを要求される
部分が多いのでやりがいがあります。

モチつきというと、何かの行事があった時に行うもののイメージが強いですが
作ってみると割とそうでも無いですよ。ただ、普通に暮らしていて、わざわざ
作ってみようと思うかというとそんな気持ちにはなりにくいかもしれません。

ネットオークションなどに、餅つき器などが出ていたら狙ってみるのも
面白いでしょうか。

はじめまして。NPO法人 一億健康の会 理事長 根本武雄と申します。
2012年5月20日に 安保徹・茅原紘教授の講演会を行います。発芽玄米についても講演いたします。本当の発芽玄米は、100%はざがけ天日干し有機栽培(自然農法であれば最良)発芽玄米でなければならず、それは、細胞を活性化させますので 全ての病気に効果があります。効果が大きい為、強い好転反応が起きますので 要注意です。現在の日本の玄米は、99%が人工乾燥である為、市販の発芽玄米が 本当の発芽玄米かどうかは疑問です。人工乾燥の玄米は、高熱乾燥で 死に玄米・やけど玄米 である為 正常発芽しません。効果はありません。玄米には、フィチン酸塩とアブシジン酸の二大毒素があります。また 何時でも 圧力鍋、電子レンジの使用は禁忌です。それらは 食物の正常細胞を破壊し、発がん性物質のアクリルアミドも産生します。ヒトの細胞は間接的に損傷を受けます。(癌治療には紅豆杉茶(こうとうすぎちゃ)も効果的です。)*はざがけの乾燥過程を人工的に行うことは不可能です。詳細は  http://ichioku.b.la9.jp  メールは  hatuga@mbe.nifty.com  です。

はじめまして。

そんなことを沢山書かれましても・・・
理論的な面はともかくとしまして、発芽玄米で一億健康がお望みなのでしたら、国民一人一人に稲作のスキルが必要でしょう。
その普及にも取り組まれてみたらいかがでしょうか。


とは言え、天日干しをする技術なら当方にもございます。
モチ米の一部を天日干しにしても良いかもしれないなとは貴方の文章を
読ませて頂いて確かに感じたのも間違いありません。

けれども主に機械でコメの乾燥を行っているからといって、私は特別間違った事をしているとは到底思えません。

独りで何町歩も天日干しが出来るとお思いですか?

あとは匿名で書き込んでいるのに理事長の名。
余計なお世話かも知れませんが、文章を読まれた方が、御法人をどのように受け止めるかよく考えてから投稿していただきたく思います。

ご指導頂き有難う御座います。匿名の書き込みとの事ですが、此方には、匿名にする考えは、ありません。名前が未記述でした。失礼を致しました。発芽用玄米について、次に記述します。白米用の玄米は、人工乾燥であっても大きな問題は、ありません。

               記

玄米発芽について・・玄米を発芽させると、最初に根が伸びてきます。そのし根は水と栄養を吸収し、茎に送る為に無数の導管を作ります。次に芽(茎・葉になる)が伸びてきます。その茎・葉に栄養と水を送る為に無数の導管を作ります。又、葉は稲穂に必要な栄養素を葉の同化作用により、生成された栄養素を茎・葉の無数の導管を使って、水と栄養を稲穂に送り、稲穂の実(籾・玄米)を結実させます。籾・玄米が結実すると、籾・玄米に水があると、玄米が腐敗死するので、稲全体の無数導管を使って籾・玄米を結実させる作用と反対の作用で不用になった水を逆送して、籾・玄米の命のある胚芽や糠層に割れが入らない様に芯から乾燥します。これが玄米が健康に正常発芽し、最高に活性化する乾燥方法です=100%はざがけ天日干しです。この乾燥のメカニズムを人工的に行う事は、絶対に不可能です。これが自然の摂理です。

匿名のご意志は無かったようですね。
少々きつい書き方をして、こちらも失礼いたしました。

天日干しのメカニズムでゆくと、そういう事ですか。
悠長な話ですが、イネが完全に枯死する真冬になるまで放置すると、モミの水分量が
14%以下まで減少してきます。その間に脱粒したり、鳥に食われたりと損失は
多いですが、その残ったものを種モミにすると良いという理由も、根本様のご説明と
同じような感じですね。

私は、人が見たら刈り遅れだと思われるような状態でよく稲刈りをしています。
胴割れなどを心配されるんですが、それが意外と普通だし、植物体が乾いてくると
コンバインもトラブルが少ない上、機械での乾燥時間も短くて済むので、
なるべく田んぼで換装させるのが楽なんですよね。