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#433 中古機械整備① 拾ってきたらまず確認

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有言実行。
この間引き上げてきた耕うん機を使用可能にするまでを紹介していこう。
まず最初は状態のチェックから。
 
 
確認作業に入る前に、全体を出来るだけ良く洗う。

とりあえず洗っとけ.JPG  
 
それなりにキレイにはなった。一応一通りは動くし、このまま使えなくもない。
けれど、コイツが手放されたのには理由がある。それを知らずにいると余計な
出費や事故が発生した挙句、ただの鉄クズになってしまう可能性が高くなる。
財布も体も痛めて置き場にも困るという事態はなんとしても回避せねばならない。 
 
 
それでは、まずロータリー部を見てみよう。

 
絡んだまま使ってること多し.JPG
 
 
軸の根本とロータリーの間に、草が巻き込まれていた。
このまま使用していると、負荷が増える上にオイルシールの寿命が短くなる。
また、絡んでいてもいなくても、ロータリーを駆動するギアボックス内にオイルが
入っているかどうかは必ず確認しておく事。もしもオイルが入っていなければ
オイルシール及びベアリングを交換する必要があると思って良い。

 
 
ロータリーカバーには異常無し。では、耕深調節をしている尾輪はどうか。
 
尾輪が固着している.JPG
 
見事に固着している。作業している時は意外と違和感が少なくは気付きにくいが、
このままでは無駄な抵抗が増える。また、移動の際にも問題となる。
 
 
 
走行ギア、PTOギアなど各部レバーの具合はどうか。
 
シフトは出来ても・・・.JPG
 
一応はまともにシフトが可能。しかし、PTOギアはニュートラル時でも時々
ロータリーが回ってしまう事がある。これを放置するのはやはり危険だ。
また、サイドクラッチやスロットルレバー、駐車ブレーキなども同時に作動確認を
しておくこと。
 
 
 
細かい機能部品もチェック。
これは、ケーブル類を束ねる役割をしている部品。
 
軽く破損してます.JPG
 
一部が破損しており、ケーブルをまとめ切れていない。
無くても大丈夫かもしれないが、ケーブル類は取り回しに異常があると動作不良を
誘発する事があるため、修理するなり、別に束ねるなどの対策を講じておく必要が
ありそうだ。
 
 
 
次はスタンド。


 
通常、ハンドル手元でのレバー操作により出したりしまったりすることが可能だが、
操作レバーが破損しており、出っ放しになっている。これでは移動、耕耘時ともに
邪魔なだけ。もし、これが地面につっかえると耕うん機の頭が下がらなくなるので
旋回や作業に不具合が出るだろう。また、ダッシングが発生した際も、ロータリーが
地面から離れにくくなる方向に作用するため余計に危険が増す。
 
 
次は、電装関係。 
エンジンのキルスイッチは効くか。

エンジン止まんないとか.JPG
 
これがまた、停止の位置にしても見事に止まってくれない。
そんな場合はチョークを引いて無理矢理に止めるが、すぐには止まらないし
咄嗟に手が届かないしで、これは直さなければどうしようも無い。
 
 
この機種、一応は非常停止ボタンなるものも装備されているのだが、メイン側の
キルスイッチがダメとなると・・・。  
 
 
っ!ここもダメ.JPG
 
やっぱりここも死んでいた。
いやホント、良くこんな状態で使っていたなと思う。マイナートラブルの見本には
申し分ない。
 
 
ついでに、ヘッドライトも点灯するか見てみよう。
 
ヘッドライトもつきません.JPG
 
ん~、点きませんね。ここは別に無理して直す必要も無いけれど、やっぱり点くに
越した事は無い。
 
  
 
そういえば、やけにエンジンの始動性が悪かったのだが、リコイルを引っ張っていると
エアクリーナがグラグラ動いているのに気付いた。
  
 
 
 
よく見ると、スタッドボルトが蝶ネジに固着しておりそのままかなり緩んでしまって
いた。スタッドボルトは、エアクリーナケースを貫通する形になっているので、ここが
緩んでいると、吸入空気は濾過されずに、ケース下側からガバガバ入ってしまう。
この状態で使用されていたとなると、エンジン内にだいぶホコリが侵入した可能性が
高い。サイドバルブの頑健なエンジンとは言え、砂塵が入れば不調になるのは必至。
 
 
エアクリーナ自体の状態も確認しておこう。
スポンジフィルターと、オイルバスによる二重構造で塵埃を防いでいる。

 
案外まともでした.JPG
 
意外や、エレメントはボロボロになっておらず、再使用可能。
オイルバスのオイルは、エアクリーナボックスがグラグラしていたせいでこぼれたの
だろうか、だいぶ量が少ない。
スポンジの劣化して穴が開いていたり、フィルターオイルが入っていなかったり
する場合は、先ほどと同様、エンジン内に砂塵を吸い込んでいると思って良い。
 
 
 
まあ、コイツの現状は良く判った。このように、中古機械には罠がいっぱいだと
いうのも伝わったかと思う。しかし、この程度なら素人でもまだ自力でなんとか
出来るはず。必要以上に怖がらずに済むよう、次回は油脂類の点検と交換を主に
紹介してゆこう。

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