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#412 駆け込み寺?

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じっとり汗ばむ日が続いた後は、肌寒さが戻ってきた。
コンバインとトラクタもそろそろ休眠の時期だ。
 
でも、コンバインの方は最後にもう一仕事ある。
知り合いが、手刈りした少量のイネの脱穀とモミ摺りをしたいと持ってきた。

そろそろ冬眠が始まる.JPG
 
脱穀後の量は一俵までいかない。この量だと籾摺り機は使えず微妙。
投入量が少なすぎると、まともに選別も出来ないと同時に機械内での損失も多い。
また、田んぼでハザにかけて天日干しを行ったということだが、乾燥ムラが激しい。
覚悟の上、モミの状態で循環式の精米機に突っ込んで回してみるが、案の定
詰まってしまう。
 
結局、ご本人にはメッシュのコンバイン袋を渡し、もう少し乾燥させてから持って
来てくださいと伝えた。
 
コメは誰でも栽培できる。だが、少量過ぎると収穫した後の処理が難しい。
脱穀・乾燥・モミ摺り・精米と、工程が多い上に、通常の設備だと対応しづらいのだ。
だから、自分のような所に持ち込んでくるのだろうけれど、それはそれでこちらも
辛い。30Kg強のモミを処理するのに半日を費やしてみたところで、半日ぶんの
手間賃など請求出来る性分では無いのだ。
初めて持ち込んでくる人は、そこまで手間がかかるとは思っていない事が多い。だが、
作業をひとつひとつ説明しながら一緒に行うと、その大変さだけは伝わるのが幸いだ。
そして、このようにおっしゃる。
 
『稲作って、簡単に始められるものじゃないんですね。』
 
出来れば、そう思って欲しくない。一反に満たない耕作規模でなら、昔ながらの
道具があれば、基本人力作業で何とかなるからだ。手でイネを植え、手で草を取り、
手で刈り取るような方々なら、そこから先もそこまで機械が必要という訳でも無い
だろう。

こういったケースに対応するとしたら、足踏みの脱穀機・手回しの唐箕・ハーベスタ
なども用意して、安価で貸し出すようにした方が良いのかもしれない。それでも、まだ
モミ摺りという壁がある。土臼とかは流石に探しても見つからないだろうし。
それに、それらが出てきたとしてもまた置き場所が・・・。


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