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#391 新品・代用・互換・部品取り

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電装品の端子部やコネクタ類を徹底的に洗浄した結果、トラクタ二号機のエンジンは、
今朝無事に息を吹き返した。死にかけていたバッテリーも一応始動出来る程度には回復
した(12.4V)ものの、2~3回ほど始動 ─ 停止を連続させてみると終わる。
まあ、死にかけにしては充分に回復してくれた。微弱電流による充電は効果大である。
 
ただ、まだようやく動くようになっただけ。ここからやっと通常整備の開始となる。
そんな訳で、最低限の純正部品を購入。左から、エアクリーナエレメント・エンジン
オイルエレメント・油圧/走行系オイルフィルター。昼前から買い物に出かけ、そのまま
作業出来ずに一日が終わる。
 
純正の在庫は部品センターに一個だけ.JPG

これまで、まともな整備を受けてこなかった機械であろうことは容易に想像がつくので
フィルター類は全て交換。オイルだけ交換しても、エレメントが詰まっていれば、
フェイルセーフ機能としてエレメント内部のバイパス弁が開き、スラッジやゴミは濾過
されずに内部で循環し続け、やがてトラブルが起こる。その場合、エンジンが終わるのは
想像に難くないが、外にも作業機を昇降させる油圧系統の故障は注意した方が良い。
なにしろ、耕耘やバケット操作などが一切出来なくなってしまう。それでもPTOが
イカれなければ、マニュアスプレッダやブレンドキャスタなどの作業機は接続出来るし
牽引車としても使用価値は残るのがトラクタの素晴らしいところなのだが、やはり
汎用性ありきの機械である事は言うまでも無い。
 
 
ところで、エレメント類はパッキンとネジ径が合えば自動車用の物で代用が可能。
買い物がてらお世話になっている整備工場に寄って確認した結果、トラクタ二号機の
エンジンオイルエレメントは、現在乗っている軽のエンジン(ダイハツEB)に使用
しているもので大丈夫そうだ。今回、わざわざ高価な純正部品を使用するのは、オイル
交換によってスラッジ多量に溶ける事を予測し、念のため濾紙の面積が多い方を選んだ
だけである。

しかし、全ての購入品は近場の営業所では在庫なし。クボタの部品センターに直接行って
みても各一個ずつしか在庫が無かったのには驚いた。消耗品なので、そこまでデマンドが
少ないとも思えないのだが。近所で動き回っている二号機の仲間たちは、何時まで働き
続けられるのかと心配になる。

 

 
さてと、今度は先日誤って高圧ホース切ってしまった高圧洗浄機の話。
近場の高圧ホース業者を訪ねてみようかと思案していたのだが、結果として高圧洗浄機
そのものを購入する事になってしまった。 

姉妹品は無数.JPG
 
近所のホームセンターへ、脱脂洗浄スプレーなどを買いにいった際、一応交換用の
ホースやガンノズルなども売っていないか確認してみたところ、何とケルヒャー純正の
交換用ホースが8.800円。リョービのホースは5.500円。そして、高圧洗浄機
自体は一番安いもので6.980円。あろうことか、洗浄機に同梱されてくるホースが
本体の値段を上回っている。ホース自体は飽くまで延長用として販売されているようだが、
どれだけ需要があるものか怪しい。次いで安い本体は、外装とガンノズルの仕様差のみで
売価9.800円。ケルヒャーさん、なかなか良い商売をしている。


それでも、既に貰い物の本体があるのだからとしばらく悩んだが、どう考えて答えは
一択しかない。なにしろ既にある高圧洗浄機と、新たに購入しようとするものは、中身が
全く一緒なのだ。

 
実は、これまで使用してきた高圧洗浄機は、加圧ユニット故障により修理を行っている。
 
本体より高いとかないわ.JPG
 
これは、その故障した部品。加圧部の構造は、カーエアコンの斜板式コンプレッサーと
ほぼ同様のもの。これでも、部品単体で購入すると一万円強である。それを購入する際
パーツリストのコピーを貰ったのだが、実に内部構造を完全に共有する機種が確認出来た
だけで十四機にも及んでおり、各々の外観図が丁寧に記載されていた。だから商品の
外観とスペックを確認した時、中身が同じものだと即座に判断出来た訳だ。因みに
これまで使用していたものは、ホンダブランド(量販店向き)で販売されていたOEM
機種で、中身はケルヒャーだった。


内部に互換性のあるもの同士なら、別に二台あっても何も困る事はない。どちらかが
壊れても、片方は部品取りになるし、外観の特徴を知っていれば、以降補修部品が必要に
なっても捨ててあるものを漁ればどうにでもなるだろう。

例え、もともと安価で耐久性がそれなりの製品だったとしても、中身を理解していれば
相当の間使い続けられる。使用期間が延びれば延びるほど、短期間で買い替えを繰り返す
場合よりコスト的には有利になる。

まあ前回修理しようとした段階で、新品の価格を知っていればそれに越した事は無かった
だろう。物の素性によっては、部品を買わずに修理した方が良いという事もある。だが、
今回はなかなか良い勉強が出来た。これで、【壊れたものを捨ててその都度新品を買った
方が安い】という呪縛からある程度解放されたのだから。
 
 
 

そうそう、久々に重機稲作オヤジの所へ顔を出したら面白いものが置いてあった。 
 
あるところにはあるものです.JPG
 
小型トラクタ 【マイティ11(イレブン)】。

登場から四半世紀が経過しても、なかなか古臭くならないデザインは流石。
圃場・ハウス内・トレーラ牽引時など、あらゆる条件下で扱い易さを追求した結果、
トラクタ初の4WS(四輪操舵】を採用した意欲作となったのだが、それが原因で
アユミ乗せの際に脱輪事故が多発した。というのは置いておいて、フルタイム4WDにも
関わらずコンパクトで速やかな旋回が可能、且つ片側クラッチ固定による信地旋回をほぼ
不要としたことで、農家が嫌う【旋回時の地面掘れ】を少なくしたのは良い着眼点だった
と思う。
 
以降、他社トラクタの高速旋回は【倍速ターン】が主流になってゆくのだが、ホンダの
トラクタは独自というか変態的というか、まあ進化を続け、続く【TXシリーズ】では
エンジンのミドシップ化による良好なトラクション配分により、倍速ターン無しでも
かなりの速度で旋回可能だった事はあまり知られていない。また高齢農家が増加する事を
見越して開発された、超小型トラクタとも言える乗用耕うん機【ラッキーくるり】なども
駆動系は左右独立HSTを採用するなど、旋回性に関して特筆すべき点を備えていた。
だが、それも時代を先取りし過ぎたコンセプト故か台数は振るわず。

そうこうするうちに、ホンダ純血のトラクタは受注生産となり、最後はクボタのOEM機
のみ販売。気付けば撤退。惜しいと言えば惜しい流れであった。また、日の本トラクタの
最期もやはり同時期であり、その機種もクボタのOEMだった事は興味深い。


先進的な機構を好む農家は少数派。メーカーの特性上プロ用農機は難しいかもしれ
ないが、まだ販売店もあるしユーザーもいる。たまには本業相手に本気を見せてもら
いたい。なんというか、仕事の道具を造ってくれなくなるともう私は困る立場になって
しまったんですよねぇ。
  
 
とにかく変にマニアが欲しがる珍機。あ、私ならトラクタ間に合ってますが。


オヤジも腐らせる気はないらしく、整備して転売する雰囲気。大切にしてくれる
人のところで余命を全うしてもらいたいものだ

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コメント(2)

その後このトラクターはどうなりましたか?
現在2台所有し管理作業に活躍しております。

マイティを二台所有していらっしゃるのでしょうか?
大切にされているようですね。


記事の文面は主にクボタのLに関してです。
こちらは手に入り易いですよね。
 
マイティはこの間行ったら無くなっていたので、どこかのマニアが使っていると思います

Lは、牽引車専用として使用中です。あまり出番はありませんが、時々動かして
いつでも出動できるようにはなっています。畑用や、学生用の操縦訓練者などとしても
使用を考えていますが、なかなか手が回りません。