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#390 微妙な2号機

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コンバインの手入れもそこそこに、トラクタ2号機をいじり始めた。
 
ここに置いてブルーシートを被せたまま、一年少々経過。
敷地片付けの必要が生じたので、とにかく動くように戻さなくては。

なかなか勇ましい機械だ.JPG
 
この機体、知人の所からここまで運転してきたのだが、その途中で止まってしまった。、
何となくインパネ回りをぶっ叩いたり、セルやバッテリーの配線をゆさぶったりしたら、
辛うじてエンジンが始動したので帰って来れた。翌日、もう一度始動しようとしたら
何をやってもダメ。それで、直ぐ必要という訳でもないのでそのまま保管していた。
 
 
すぐに直さなかったのは、ロータリーがダメになっているから。
前所有者が手放したのも、その理由による。けれども、良く考えるとそれは父親の形見。
この人なら使い道を見出してくれそうだと思ったから、渡してくれた訳なので、あまり
ぞんざいに扱う訳にもゆかない。
 
生活感あるな~.JPG
 
ギアボックスからのオイル漏れとチェーン切れ、排土板の破損。全体的な腐食。
修理するより程度の良い中古品を探した方が良いだろうが、別のロータリーを装着したと
して、このご老体の油圧系がいつまで正常に作動するかを考えると、やはり牽引用が
適正な使い道だろうか。動くようになったらなったで、作業機や消耗品など必要になる
ものが必ず出てくる。クラシックに片足突っ込んだような機械は、貰うにしても、買うに
しても覚悟すべし。また、全ての機能が一応正常に動作するものを選ぶのが吉。
相手が大きい機械ならば、それは尚のこと。

 
この機械、どこもかしこも非常に簡素。乗って作業する道具とは骨太で勇ましいに
越したことは無い。

シンプルでいいね.JPG
 
で、このメーターの裏側がどうなっているのかがまず問題。古くなった配線が集中
しているから、何がしかの不具合があると見ても良い。
 
 
おっと、アワーメーターは900時間強。
 
信じないほうがいい.JPG
 
でも信じない。いつからメーターが動いていないのかと、前の持ち主に尋ねても判然と
しなかった。2倍位で見ておくと妥当だろうか?

 
ステアリングを外し、インパネをめくると、油と埃の混じった汚れが相当に付着している。
 
もう全てが怪しい.JPG
 
 
見えない部分というのは、たいがいこんなもの。電装系のマイナートラブルは、埃の厚み
に正比例する。チリも積もれば・・・壊れた機械の山というのは、だいぶいただけない。

 
汚いけれど劣化は少ない.JPG

この部分は全て清掃。ギボシ・コネクタ類も全て外して洗浄しなくては。 
地味な作業だが、配線の接続部すべてをそうやってキレイにしておけば、電装の
トラブルは相当に減らすことが出来る。
 
 
 
それにしても、この機械はボンネットの内側を掃除してもらった事があまり無いらしい。

写真だとキレイに見えるは真実.JPG

実物は、写真より格段に汚い。インパネを外す際は、このエンジン側のケーブル類を
幾つか抜く必要があるのだが、常人ならば、間違いなく素手で触るのを躊躇するだろう。
どこに何の補器類やボルトがあるのか、パッと見ただけでは良く分からない。

 
セル(スタータ)モーターもこんな様子。 

スターター大丈夫かな?.JPG
 
とりあえず、配線云々の前に全体を清掃する必要がある事は言うまでも無い。
ただ、古い機械の場合、このような油汚れを全て落とすと調子を崩す事がある。その原因と
して、汚れを取り去った事によって、汚れの塊が付着することで止められていたオイルや
燃料が滲みてきたり、劣化した配管の隙間からエアを噛んでしまったりといった現象を
推察出来る。よって、噴射ポンプ・インジェクタ・インテークマニホールドなどの清掃は
最小限度に抑える事にした。逆に、燃料や油圧・冷却水などの配管まわりは良く清掃して
おき、漏れがあった場合は目立つようにしておく。これらのトラブルは、火災・オーバー
ヒート・焼きつきなど重大な事態に直結する。そうなると後が大変なのだが、正直、
重整備などこれっぽっちもやりたくない。

『機械いじれるからいいね。』と、言われる事があるが、別にいじりたくていじっている
はずがない。いじらざるを得ないだけで、最初から何もせずに道具が使えればそれに
越した事はないし、その方が普通だろう。道具を使えるようにするところから始めて
いるのは、人よりスタート地点が後方にあるのだと、意外と皆さんは理解してくれない。
 
更に余談だが、人によってはわざわざトラブルや腐食を回避するためだと言って、古い
エンジンの要所要所にわざわざ油を塗りたくって埃まみれにしたりする。(極々少数だが)
現代人の感覚からすると異常な行為に映るかもしれないが、物を永く使用するのに油は
欠かせない。なにしろ、油さんは、摩擦を減らすだけでなく、自らが酸化したり、埃を
吸着したりすることで機械の汚れを内側からも外側からも防いでくれるのだ。
 
 
 
バッテリーは、放電しきっていて、もうダメっぽい。電圧は2.75V。これは
間違いなく再使用不可レベル。

パラ接続.JPG
 
2気筒18馬力のクセに、サイズが80D26Lと、異様に大きい。これなら30馬力
位のディーゼルでも楽に始動出来るだろう。新品を購入したら結構な金額になるので、
ダメモト充電。普通に充電すると、おそらく完全にダメになるだろうと思い、微弱な
電流で長時間かけて充電することにして、40サイズの廃バッテリーを並列接続。
また、適当な抵抗値になるように切ったハンダを充電ケーブルとバッテリーの間に挟む、
或いは並列接続するダミーバッテリーへのケーブルとして用いるなどすれば、高級な
充電器を使用しなくても、ごく弱い充電をかけられる。このバッテリーは、MF
(メンテナンスフリー)タイプのものだったので、極板を洗ったり、抜き取った電解液の
比重を再調整したりは出来ない。それが出来ればかなりの確率で復活させられるのだが。

充電器は、高校生の頃に買った安物だが、最近珍しくなってきた6V/12V出力切り
替え付きなのでまだ愛用中。

 
そんな訳で、何かと厄介な廃バッテリーも一つや二つなら捨てずに保管しておいて
良かったりする。容量が下がっただけで、12V程度が確保出来ているものなら
電装品の動作チェック等にも使用出来たりするし、意外と使い道が多い。
 
 

また、バッテリー補充液ではなく電解液そのもの(希硫酸)もあると重宝する。
何をどう充電しても電解液の比重が回復しない場合、これを足して調整することで
何とか使用可能な状態に戻せることがある。 
 
とっておきの一本.JPG
 
写真は、オートバイのバッテリとセットで入ってくるもので、単品では入手不可だが
廃バッテリーでも、セルを一つ一つ調べてみると、電解液の比重が適正値に近いセルも
ある。そこのセルからのみ電解液を抜き取り、それをガラス瓶などに入れて保管して
おけば良い。但し、毒劇物の類なので・・・やるなら飽くまで自己責任で、他所にも
影響の無いように扱いましょう。 

本当にケチなことばかり書いているが、バッテリーは処分が面倒なので余計に長期間使用
したくなる。お金が潤沢にあったサラリーマンの頃も、こんな事ばかりしていた。 
 
 

 
写真が多いと文章も多くなる。
ここらへんで、もう終りにしよう。

P1030516.JPG
 

そろそろ稲刈りだというのに、イネの葉はまだまだ青い。
もっと北に行かないと、なかなか田んぼは黄金色になってはくれないな。

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コメント(2)

おつかれさーん

ハイドロ系を除けばコンバインより
動作部分が格段に少ないし
他用途転用も出来るからトラクタはいいね

エンジン不始動だけど、とりあえずコネクタ類の
分解・点検・清掃をして電源がどの位置まで届いてるか
それを確認しないといけなさそうだね
メイン電源までなのか、スターター系統までなのか等々

メイン電源系統の通電と、フュエルセーフの動作条件
そこで問題なければスターターのB端子に12Vかけちゃうとか
もちろん、燃えない程度のスケアのケーブルでね

かかってたエンジンがかからなくなっただけなので
オレ的にはまあまあ楽観視してるんだけど
詳しくは17日の夜に行くんで話しを聞かせてもらうよ
時間的余裕があれば18日に診て見たいな

必要そうな道具は持参するよ


ども、いつも大変お世話になりっぱなしで恐縮です。

同業者?の方からの助言は本当に助かりますね。
当りのつけ方は、先輩より雑な感じで作業しましたが、
無事にエンジンは始動しました。けれどもまだスターターが
気まぐれな挙動をするので、これから外して配線と一緒に
チェックしてみます。調子の良いときは、腐れバッテリー
でも勢い良く回るので、マグネットスイッチがかなり怪しいです。
何にせよ、これ以上お金がかからなければ良いんですが。

それでは週末を楽しみにしています。