しばらく書かずにいると、どうも普段にも増して落ち着きが無くなるらしい。
と言うわけで、何事もなかったかのように再開。
本日の作業は、ドブ田の強制排水。アゼ内側の土をマンノウでごっそり掬い取って、
速やかに落水させる。
イネの登熟管理から考えると、あと一週間程度は水を張っておいても良いのだが、
この田んぼはもともと異常に乾きが悪いので、早期から落水しておかなければ
コンバインでのイネ刈りが厳しくなる。同時に、隣の田んぼのイネは刈り取りの直前。
この田んぼに水を張ったままにしておけば、当然こちらの水が隣に滲み出してゆく
ことになるので、非常に嫌がられるだろう。
これを放置するのは簡単だが、それで得をする者もいない。
だから、ひたすらに掘る。
マンノウを久しぶりに使ったら、右手がマメだらけになった。
長い区間溝掘りが必要な場合は、滑り止めの付いた手袋の使用を推奨する。
途中、にわか雨に邪魔されながらも溝は開通。
ヒエなどの雑草ごと土を掘っていたので思いのほか疲れた。
その後、水の流れが滞っている箇所を探し、速やかに鋤簾で修正して完了。
それにしても、この田んぼ、代かきの段階から、直接水を引き入れた事が無い。
上の田んぼも自分の管理だが、更にその上の田んぼから落ちてくる水だけで
二枚の田んぼは充分に水位を管理する事が出来る。だが、意に反して水の要らない
時にも、水がどんどん上の田から入ってくることもある。
・・・その水が更に先ほどの隣の田んぼにまで入って・・・となると、隣の人は
それがこちらのせいだとしか思わないだろう。段々のある土地で上と下の田んぼに
挟まれて耕作するのもそれなりに大変だ。
春先に、もう少しアゼの作りこみをして隣に迷惑がかからないようにすべきだったと
反省することしきり。どんな状況でも、周囲にあまり迷惑がかからないように耕作
出来るよう努力していこう。
ドブ田の隣の田んぼがまたドブになり、管理しづらいので放棄されて・・・みたいな
悪循環が起きたら嫌なのだ。