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#376 寿命よりバランス

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昨日の朝は雨が降っていたので、機械整備には好都合。
除草機のシールを交換しよう。

雨天なら整備です.JPG
 
作業場も手狭になってはきたが、小型の農機なら、屋内でも充分に作業出来る。
構造も単純なので、割とすぐに作業は終わる。 
 
 
単純なんだけれど.JPG
 
除草ドラムを軸ごと取り外し、ギアボックスのフタを開ければ中身がゴトっと抜ける。
この手の歩行系機械は、このようにウォームギア(イモネジ)で減速比を稼いでいる
ものが多い。写真上のギアが、イモネジと噛み合って回ると同時に、動力伝達の向きも
入力に対して直角に変わる。シールは、左右とも交換。パッキンも新品に。

 
 
ただ、ギア自体の磨耗もかなり進んでいるのが気になる。予想した通りだったので
驚きはしないが、あとどれ位もつものか。
写真を見れば、ギアの山が湾曲して減っているのが判るだろう。

アキレス腱はこちら.JPG
 
因みに、このギアボックスは共立製ではなく、他社よりこの類の中耕除草機を製造して
いる各社に供給されているものだ。従って、この部分はブランドを問わず同じ事象が
発生することになる。
 

この機械に限らず、ウォームギアボックスを用いて減速している作業気の場合、出力
(平ギア)側がこのように磨耗していく傾向が高い。最後はギアの歯が紙のように
ペラペラになって欠け、動力伝達が不能になる。使い込んだ芝刈り機(固定若しくは
3速などHST以外の走行用ミッションを持つ機種)などでクラッチワイヤーをいくら
調整しても走行できないなどの症状が出た場合も、ほぼこのギアが摩滅していると
考えて良い。

ウォームギアを使えば、装置をコンパクトにしつつ大きな減速比を得られるので
作業機の走行系に良く採用される訳だが、ギア同士の接触面積及び面圧も高く
なるので、ギアの磨耗にとっては不利になる。また、同時にギアの材質も妥協して
いるケースが多い。機械の仕様を決めるにあたり想定する作業時間は、例えば
年間〇〇時間×使用年数といった感じであり、基本的にその期間中は正常に作動する
よう求められているため、それに則って各部の材質や耐久性を決めることになる為だ。

従って、使い込むほどに、機械全体の消耗も満遍なく進み、どこかが故障する頃に
なると、全体にも手を入れる必要が生じている事が多い。

そこで買い換えるか、テコ入れを行うかは人によって様々だが、前者の方が多いの
だろう。それは普通の判断であり、そうでなければメーカーもやっていけないのも良く
分かる。だが、普段からどのような使い方をすればそこに至るまでの時間を稼げるか
というのが、今の自分にとっては一番大切な事のように思う。まあ、次に故障しても
修理してしまうのだろうけれど。

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