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#370 今年も観察やってます

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涼しいので、除草日和。
強制中干しで水が切れ、雑草が繁茂してしまった【あきたこまち】の田んぼに
朝から手押し除草機をかける。雑草は、特にオモダカとヒエが目立ってきている。
それらを丁寧に埋め込んでいたら、半日仕事の予定が丸一日に。

タネつけないでくれ.JPG
 
まだイネが大きくならないので、オモダカもスクスク成長。早いものは花が咲いて
実までつけ始めた。塊茎及び種子を来年に持ち越さぬように、これらも片っ端から
手で除去し、田んぼの外へ捨てる。後から沢山発生したオモダカ及びクログワイは
塊茎ではなく、種子で発生しているようだ。昨年、作業場の工事を優先させて、殆ど
除草管理をしなかったツケが相当に回ってきている。

 
 
とまあ、ここのところは草刈りと田んぼの除草ばかりなのであまり面白くない。
例によって、今年もバケツイネを中心に色々と条件を変えて成長を観察している
ので、その様子でも見てみよう。
 
 
 
こちらは、水に浸しておいた種モミの余りを直接バケツの土の上へ蒔いたもの。
管理水深は、最大1cm。普段は地表面を露出させ、表層が乾いたら水を足す。

肥料効きすぎかな.JPG
 
ここ2週間ほど、管理を忘れて異常に乾燥させてしまったのか、茎数があまり増えずに
いたが、3日前から水をやったところ、順調に分けつを再開。雨のみを頼ると
どうしても難しいが、播種直後から乾燥気味の条件だった場合、分けつの速度と水位の
関係はあまり無いらしい。
 
 
 
こちらも、種籾バラ蒔きの陸稲。
 
ばら撒き放置でも育つ.JPG
 
単純に、余ったタネモミを植え込みにどんどん捨てていただけで、ロクに水も
やっていないが、育つものは育つらしい。暑さが続いても、コイツらは簡単に
葉を畳んだりはしない。流石にまだ分けつ量は少ない。播種後3週間。
 
 
 
こちらは、土ではなく敷き詰めたワラの上に余った種モミをバラ蒔いたもの。
初期の2葉期まで湛水状態を保ち、後は水を切って時々かけているだけだが、枯れない
どころか正常に生育している。

土がなくても根を伸ばす.JPG
 
現在ワラは常時乾燥状態。10cmほどのワラ層の下にはもともとの土がある。
はがしてみると、余裕で土まで根っこが届いている。それまでの根っこは、空気中に
露出してかなりの乾燥にさらされていると思うのだが、影響は無いのだろうか?
 
 
 
こちらは、播種直後から徐々に水位をあげ、しばらく極端な深水(水深30cm)を
保った後に水を落としたコンテナ。要するに、蒔いてから勝手に雨が降り、気付いた
ら水深30cmになっていただけ。
 
深ければ伸びるのみ.JPG
 
 
驚くべきことに、葉が出たばかりのイネは、水深に応じて葉先を水面に伸ばし続け、
3葉期に入った頃には30cmの水深にほぼ対応してしまった。いきなり冠水させな
ければあまり枯れる心配は少ないらしい。だが、分けつは少なめ。水深30cmのまま
観察を続けたかったがどうしてもボウフラが湧く季節。渋々現在は水を切ってある。
来年は、コンテナの中にメダカでも入れて超深水での生育を観察したい。
 
 
今年はあまり生育実験をするつもりは無く、なんというか何も考えずにテキトーに
バラバラと余った種モミを散らしていたらこうなったという感じ。分厚いワラの層
なんかも、昨年のバケツイネの株が邪魔だったので切って散らしておいたところに
たまたま種モミを落としただけである。

それでも、どんな条件でもそれなりに育ってしまうあたりにイネの素晴らしさを
感じる。この環境適応能力は、その辺の雑草以上だろう。
自分もそうなりたいものだ。なにしろ、雑草のように育ってきてはいるが、まともに
実をつけたことが未だにないのだから。

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