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#354 何の検証?

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これは嬉しい助っ人、いや違う、児童文学の取材がやってきた。

知り合いが関わっている作品中に、田んぼを継ぐことになった少年が耕耘機の始動に
躍起になるシーンがあり、それを含めて諸々検証するために、実際に耕耘機で
田んぼ作業をしてみたいということで、はるばるやって来てくれた。
  

では、早速やってみよう。
 
 
ディーゼル耕耘機の始動!

惜しい!」あと一歩.JPG
 
残念・・・。デコンプレバーを引いてイナーシャハンドル(始動クランク棒)をグルグル
回すことは出来るのだが、レバーを戻した後の数回転が続かない。何度も試みるも
圧縮のある一発がどうしても回し切れない。惜しかったけど、大変さは伝わった様子。

いやこの機械、頼りになるけれど、大きくて重いため普段からの取り扱いが大変。
軽トラへのアユミ乗せにも苦慮し、意外と簡単に横転もする。また作業中やバック時
にもかなりの危険が付き纏うが故に高齢者やビギナー向きでない。現在は操作系の
デッドマン化が進んできているようだが、基本構造は50年近く変化していないので、
ダッシングや激しい前後のピッチングなど運転時の挙動そのものに不安が残る。これに
代わる機械があれば、田んぼ作業も少しはとっつき易くなるだろうに、未だにその
ような製品は出てこない。トラクタが入れない田んぼだって、日本にはまだ沢山ある。
そこで働く人達にとって本当に約立つものがそろそろ必要だろう。正直、前職でこれに
代わるものの開発に携われたのなら、会社を辞める事はなかっただろうと未だに思って
いる位である。

田んぼで耕作するのは、決して特殊な事ではない。誰がやったっていいし、やって
みたい人も大勢いいる。だから、耕作にあたって大掛かりな道具など必要ない事を
自分は実証し続ける事にした。

 
ところで、自分の知っている一般人の女性では、ディーゼル耕耘機の始動が出来たのは
一人しかいない。けれども、エンジンがかかっていれば、小柄な女性でも作業は出来る。
耕作しない宣言をした【魔の田んぼ下側)の代かき作業を行ってもらった結果、
一応は田植えが出来そうな感じになった。やっぱり何か植えようかな。


他にも、小型の管理機(こまめ)や角材などで田んぼ作業を体験してもらう。 
こちらは、扇状の小さな田んぼ。ここは、作業機の導線が下の田んぼからしか無い
のだが、先週、下側の田んぼは田植えをしてしまったので、もうトラクタもディーゼル
管理機も入ることは出来ない。こちらにとっても、ここで作業してくれるのなら
願ってもない。

  
田んぼはのどかなのが一番.JPG
 
いつも前時代的な作業ばかりしているので、こんな機会には検証の素材に困ることは
ない。これで、ここも週末には田植えが出来そうだ。どうせなら手植えにするか。

 
 
一通りの作業を終え、まだ時間があったので、他の田んぼも案内。
 
今は、クワの実やキイチゴの季節。
ジャムに出来るほど沢山採れるが、毎年忙しいので未だに作れない。

これは嬉しい.JPG
 

たまに、アルコール発酵して酒の味になっている実があるが、キイチゴ酒とかも
作ってみたい。いつか必ずやってやろうと思う。
疲れただろうから、食べたいだけ食べてください。
  
かなり食ってたし.JPG
 
って言ったら、本当に百個くらい食べてた。
取材そっちのけのようですが、存分に楽しんでいってくれたようで何よりです。
きっと良い作品が出来上がることでしょう。今後の健闘を祈っています。

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