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#339  これならいける

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昨日、4度目の屋外芽出し苗を取り出してみる。
結果は上々。これまでよりも、明らかに芽の揃いが良い。

ばらつき少ないです.JPG
 
 
上下に2段ずつ空の苗箱入れ、苗はその間に挟まるようにしているせいか、上と下
での温度ムラも少なくて済んだようだ。ただ、一番下の段は、まだ少し出揃って
いなかったので、並べずに積んだままにして日中放置した。
 
 
下段はもう少し.JPG
 
写真は最下段、朝の状態だが、夕方には並べる事が出来た。
但し、カビが多く発生してしまった一枚は、揃いが悪く、まだしばらく加温が必要。
カビ対策としては、苗箱を積み重ねて加温する直前に、500倍に薄めた米酢をかけて
おいたのだが、下段に行くに従って効果が薄れてゆく印象。加温中に、気温の高い日が
あったため、一度水をかけ直した日があったのだが、それで流れてしまったのだろうか。
 

 
 
こちらは、3度目の苗で、覆土の配合を変えたものの生育状況。
まずは、竹パウダーを表層5mmの暑さで施用したもの。

パウダーは混合使用すべし.JPG
 
芽の揃いは悪くなかった。しかし、並べてから出てきた芽が風にさらされて一葉目が
見事に枯れている。一応生きてはいるものの、こうなると再生したとしても、相当の
時間がかかり、他の部分より非常に生育が遅れてしまう。尚、水もちも、竹パウダーを
土と混合して使用した場合より若干劣るようだ。竹パウダーは混合施用した方が良さ
そうだ。野菜の種を蒔いた場合などは、表層施用の方が効果が出易いが、稲の場合は
そうでもない。
 
 
 
昨年に余った培土を覆土に使用した苗は、こちらの2枚。
  
昨年の培土は・・・.JPG
 
  
使えなくはないといったところ.JPG
 
 
何が悪さをしているのかまでは判らないが、とにかく芽が揃わない。ただ、全く出て
こない訳でも無いので、カビ対策などを講じてやれば使えなくはないといったところ。
ただ、今回のような完全露地育苗の場合、まず発芽をしっかり揃えてやらなければ、
生育ムラが大きくなって仕方がない。

先に芽が出た部分を無視して積み重ねたまま加温を続ければ、徒長部分が増える。
かといって、全く揃わないまま並べてしまうと、今度は外気温が低いために、後から
伸びてくる芽が完全に出揃うまでには時間がかかり過ぎる。その間に、先に出た芽が
どんどん成長して根っこを張り巡らせてしまい、益々生育の差が開くという訳である。

従って、露地育苗をするには以下に気をつける必要があると言える。
まず、種モミの浸漬時間は長めにして一ミリ程度根っこが出たような状態にしてやって
から蒔く。そして、徹底的に加温のムラが少なくなるように配慮すること。低音期は
厚蒔き、気温が上がってからは80~100g程度に薄く蒔くと良いようだ。

それさえクリアすれば、後はハウス育苗より雑な管理で構わない。そして二葉期を過ぎ
たら水を張った田んぼに放り込んでしまえば、イネは季節の変化に合わせて勝手に成長
してくれる。無闇に成長しないので、植え遅れの老化苗になるリスクも少ない。
そしてなにより、異常に強い苗になってくれる。自分のようにダラダラとしか作業
出来ない者にとって、これは好都合だ。周囲は何と言うかは知らないが、稲作3年目に
して、おかしな程に常識ハズレのノウハウが蓄積されてきた。
過剰に設備依存をするより、無いなら無いで工夫するほうが面白い発見が多い。

 
 
ついでに、畑も手入れしておく。
 
粉砕完了.JPG
 
まだ軟らかい雑草を、ナイロンコードで粉砕しておく。こうしておけば、まるで
ハンマーナイフモアをかけたように細かく出来るので、すき込み易く分解も早い。
緑肥作物をも、成長しきる前にこの手法で還元してやれば良いだろう。
相変わらず、ルッコラと菜っ葉の花が咲き乱れているが、これらは粉砕せずに刈り取り
圃場の外に持ち出すことにした。アブラナ科の植物は、セシウムなどの放射性物質の
吸収力が強いそうなので、念のため配慮をしておこう。

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