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#336 おかしな絵

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毎週のように種まきをしている。毎回、苗箱は20~40枚程度と少しずつ
作る。普通の農家は、一回で何百枚も蒔くこともザラだが、こちらは、そんなに
いっぺんに沢山苗をこさえても、田んぼ作業が追いつかないし、水やりもままなら
なくなる。時間差で、必要なタイミングで必要な枚数だけ育てるしかない。
おそらく、5月の半ばに近くなるまで種蒔きは続くだろう。

おままごとセット.JPG
 
そして培土まで調合しながら行っているので、これも大変だ。床土と覆土では、
資材の種類を変えているので尚更である。何か、苗の一枚一枚が、一品ものの試作品
のようなものに思えてくる。これがちゃんとしたイネに育てば、それはもう唄い文句
は山程出てくる。メガネ米は、育苗段階から何もかもが違い過ぎてどうしようもない。
 
 
 
今回は、水中で発芽して、根っこが出てきてしまったモミを蒔いた。これは
いわゆる、蒔き遅れの状態で、普通はここまでなってしまうと播種機にかけれない
ので捨てられてしまうのだが、手で蒔くのだから別に問題は無い。ただ、なるべく
乾かさないように濡れたまま蒔くため、蒔きにくくて仕方がない。全ての種が目覚め
ているぶん、芽は揃うかもしれないと思って試してみただけで全く推奨は出来ない。
 
 
これ蒔く人なんていないよ.JPG
 
 
浸漬は水温の低い井戸水。毎日水交換して、金魚ポンプでエアレーション。
こうすれば、水中で発芽したモミも、そうそう腐る事は無い。

 
さて、外気での積み重ね芽出しも回数を重ね、だんだんと要領が判ってきた。
 
要領わかってきた.JPG
 
写真は3度目。苗箱の中での発芽ムラが少なめで、これまでよりは揃っている。
2度目は、覆土の量が厚すぎで、土の持ち上げが激しく、揃いにくかった。
 

 
そして、一回目。向風学校の苗はというと・・・非常に申し訳の無いことになっている。
苗箱を並べる際、あまりにも芽の揃いが悪かったので、厚めに被覆をして加温を続け
てやろうと思ったのだが、先週、気温の高い日にシートを剥がすタイミングを誤り、
苗を蒸し上がらせてしまったのだ。 
 
本当にごめんなさい.JPG

それでも枯れなかった部分や、後から発芽してきたモミもあって、徐々に緑色が
回復してきている。これは、露地で一貫して育苗するという取り組みのまさに
初チャレンジだったので、失敗することも考えて種モミを厚めに蒔いてもらって
いたお陰。どうやら最悪の事態は回避された。尚、この苗は手植え予定なので、
全く何も生えていない歯抜け部分があっても大丈夫。このまま育苗を続行する。

自分の不手際も然りだが、土のかけかたなども、芽揃いに大きく影響している。
覆土の甘い苗箱が多かったことも、作業中に注意しておくべきだったと反省する次第。
 
 
それに、全て失敗している訳でも無い。
これも向風学校用の苗だが、見事に露地でがっちりと育っている。 

ガチ露地育苗苗.JPG
 
おかしい程まで気温が上がらない日々が続く中、これだけ育つとは立派なものだ。
 
 
 
太く短くよく開く.JPG
  
厚く蒔いたにも関わらず、苗は徒長せず、太く低く育ち、葉も開いてきている。
風雨や低温にびくともせず、気温が高い日にも、簡単に水切れしないので手間要らず。
もう、霜さえ降りなければ怖いもの無し。何気に、これは自慢して良い苗だ。

これで成功と失敗の両方を知ることが出来たということか。とにかく講師含めて
まだまだ精進が必要である。
 
 

ところで、芽揃いが良くない苗は、そのまま並べるのではなく、しばらく肥料袋に
突っ込んでおくと安定してくる事も発見した。
 
肥料袋便利すぎ.JPG

ハウスの開閉よろしく、晴れの日中は袋の端を開け、夜間は閉じる。
肥料袋ほど万能な資材はなかなか思いつかない。、
 
 
 
本当に、種蒔きの度に手法が進化している。
今回の加温には、更に新兵器を投入。
 
手動日光追尾台車.JPG
 
苗箱を回転させれば、日光に当てる面を随時変化させる事が出来、加温ムラが少なく
なるかと思い、専用台車を製作した。とりあえずベタに【ぽかぽか向日葵】とでも
命名しておく。苗箱は、隣接するもの同士をぴったりとくっつけるのでは無く、隙間を
開けて、空気の通りが良くなるように配慮して積み上げていく。並べる向きは、縦横の
どちらが良いか知りたかったので、両方を試すことにした。

  
進化しても雑なのは変わらない.JPG
 
さて、これがどうなるか。
相変わらず被覆の処理が雑なのは気にしないで欲しい。ぽかぽか向日葵も、雑に
作ってあるので強度不足。次回は補強しておこう。

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