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#36 雨降って意地固まる

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今日は雨降り。
折角雨が降っても、水が溜まらなければ仕方がないので
田んぼの見回りとモグラ穴のつぶしこみだけを行う。

雨降り.jpg

けれどもこんな日は、今後の動きについて考えるのに丁度よい。


先日、就農相談のため、農林振興センターに伺った際に受け取った書類を並べる。

研修計画及び、今後自立していくための作付け計画と収支計算を記入し、提出して
『認定就農者』 の認定を受けようと考えているところ。
この認定を受けれれば、農業を始めるにあたり、低利率の融資や補助金の申請が
可能になる。


書式.jpg


稲作は、とにかく元手がかかるので、新規就農者に対しての行政相談ではまず勧め
られることはない。
また、稲作中心で生計を立てようという場合、とにかく大規模化して省力管理することが
前提で指導を受ける事が多い。


省力管理をするには、簡単には以下の条件が必須となる

・水田一枚当たりの水田の面積を広く取った上、潅水・排水管理がしやすいよう改良する
・大型の機械・設備を導入する
・それなりに薬剤なども使用する

そのために大金が必要なのはごもっともなことだ。


実際、その方向での政策は戦後からずっと続いている。また、水田自体も改良の方向性は
明治期から基本的に変化がないと言って良い。


では、この山間の土地で、そのように集約された管理が可能かというと否。
すると、本業の片手間としての稲作という選択肢しかない。

手間をかけても、集約管理された水田で栽培されたコメと、ここで採れたコメの値段が
一緒ならば、谷津田という環境は付加価値どころか足かせにしかならない。
いくら美味しいコメが採れるとしてもだ。


高齢化が進み、水田の管理者が減少すれば、土地は放棄され荒れ果ててゆく。
小規模の栽培でも自立できる術をここで見つけることが出来れば、そんな流れにも
少しは歯止めがかけられるだろうか。


ハードルは高いが、志としてはしっかりしたものだと信じて日々取り組んでいこう。
似た事を考えている人が増えることも大切なことだ。

【補足】

このブログのタイトルこそ 『新規就農』 だが、現在の自分の状況はというと
農業委員会を通じて正式に農地を借りて農業を行っているわけではない。
機械、資材についても師匠にお世話になっている。

要はまだ、就農していない小作人であって、農業経営者ではない。

正式に就農するまでのプロセスというのも、追い追い紹介していければと思う。
とにかく、《自立》 しなければ本当の始まりにならない。

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