田舎日記ホーム >>> 田舎生活 >>> 新規就農者ブログ >>> #330 四半世紀越しの栄誉

#330 四半世紀越しの栄誉

| コメント(2) | トラックバック(0)

F200こまめは、修理も順調。無事にまともな作業が出来るようになったものの、
クラッチレバーのホールド機構が失われているので、そのまま使用するには心もとない。

直そうと思い、いつもの農機屋さんに尋ねると、仕様が多いので現物を確認して
部品手配をしたほうが良いと言う。そこで、軽トラに積んで見せに行った。

 
 
パーツリストを見ながら、あれやこれやと話し合うちに、これと同型っぽいのが倉庫に
あるからレバーが合うか見てみようという話に。
 
 
その同型の機種とは農機屋さんの先代が自分の畑を耕すのに使用していたものだそう
なのだが、それはそれはとんでもない仕様だった。

あるのは以前から知っていた。しかしそれは茶園仕様でも、輸出用の耕幅アップ+
幅広フェンダー(通称ウィングこまめ)でもない。
あろうことか、初代こまめが10万台を達成した際に、記念品として一部の特約店に
渡された全身金めっきの【ゴールドこまめ】だった。ましてや実際に使用された機体
があるなど想像だに出来なかった。


というか、それを普通に畑で使っていたというのだから。先代の店主はさぞ豪快な
御仁であろう。薄暗い倉庫で見たそれは、紛れも無く10万台スペシャルだったが
普通にやつれてサビも浮いてきている。一体どうしてこんなことに・・・。

それをすてるなんてとんでもない!.JPG

そのクラッチレバーがこの写真。(一応磨いてから撮影)
そのまま普通に装着して動作を確認。特に不具合は無し。

 
「ああ、これなら大丈夫ですね。この部品で手配をお願いします。」
 
『これ、あげるから着けていっていいよ。』
 
「!!・・・そんないくらなんでも恐れ多いですよ。買います。いくらですか?」
 
『別にいいよ。使ってたやつだし。』
 
 
そんなノリでいいのだろうかと思いながら、結局はお言葉に甘えて店を後にする。
帰ってきてからも、なんだか申し訳無い気がして落ち着かないので、またレバーを
取り外してよく磨いてワックスを塗りたくった。
 
 
再び装着してみると、使用感が本体と合うらしくあまり違和感が無いのに気付く。
 

E でんせつのクラッチレバー.JPG
 
まあいいのかな。これはこれで。
 
本体は極初期生産ロットのこまめ。これがバカ売れして、2年半後に10万台を突破。
ならば、この金のレバーは30年以上頑張り続けたものに対して最大限の勲章になる
のではなかろうか。
 
 
なんにせよ、おかしな事は起こるものだ。そして何故か笑いが止まらない。
意識していないのに、訳の分からないレア物を引く確率も自分の場合は尋常ではない。
故に、記事がマニアックな内容に偏ってゆく。
 
  
 
 
 
 

補足 ゴールドこまめの写真について 
  
この日は、もう辺りが暗く、カメラも持っていなかったのでケータイでは撮影出来ず。
また倉庫を訪れることがあれば撮って載せるつもりだが、ボロいので期待しないで
欲しい。

興味があれば、【こまめ 金色 ゴールド】などで検索すると少しは引っかかるだろう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://inaka-nikki.net/mt/mt-tb2.cgi/1556

コメント(2)

人見君こんにちは。

ゴールドこまめ検索して写真見たよ〜
昔は余裕があったというか、遊び心がいいですな。
機械にとっては博物館のように展示されているのと、
道具として壊れるまで使われるのはどっちが幸せだろうね?

いつもお世話になります。
ゴールドこまめって、自分でも検索してみましたが、意外と写真ないんですね・・・。
尚更撮っておけば良かったな~と反省しています。
ゴールドモンキーなんかは、乗ってる人をごく稀に見かけますが、やっぱり作業機だと
使うのには抵抗ありますよね。しかもご丁寧にロータリーまでメッキされてるし。
現店主も、先代が使ってしまった時はすごく焦ったそうですよ。

道具としては・・・間を取って徹底的にキレイに使うというのも良いかもしれません。
けれども、そもそも生い立ちそのものがモニュメントですからね。汎用エンジンの
シルバー・ゴールド・ホワイト仕様なども幾つか存在しますが、それらを作業機に
搭載しているのは見たことがありません。持ってる側・作った側にしてみれば、
見て楽しんでもらったり、偉大さをPR出来ればそれで良いのだけれども、普通に
使えてしまうあたりが、トロフィーなんかと違ってなんとも罪ですね。