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#325 レジスタンス

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イネの種モミを蒔いたら、加温して芽出しを促す。
最初の20枚は、積み重ね芽出しを行う。

平置き芽出し法.JPG

これは、苗箱を重ね、その周囲をビニールやムシロでくるんで加温する方法。
普通、ハウスの中で行うのだが、そんな施設は無い。昨年使ったビニールシートを
再び引っ張り出してぐるぐる巻いておいた。苗箱の最上段より上にはワラを被せ、
更にその上は濡らした新聞紙をかけてからシートを何重にも被せた。それなりに、
空気の層も出来るように、保温には配慮しているつもりだが、まだなんとも言えない。

 
さて、震災以来中断していた工事の方だが、今週より再開。
相変わらず地味な作業が続く。 
  
 
ドブさらいの日・・・.JPG
 

今回は、壁際の排水溝を復帰させる作業。要するにドブさらい。

 
 
方言 ─ きたこらすけーばいい.JPG
 
こんな風に、もう十何年分もの土砂が溜まっているのである。これを放置しておくと、
大雨の際には、格納庫の床がすぐに泥で埋まってしまうだろう。なにしろ
この敷地の端に積み重ねられた建設残土(産廃とも言う)の斜面には土留めは無く、
その下はコンクリートの面。泥などいくらでも流れてくる。
 
 
泥の中には、雑草の根や砕石も相当あり、結構、骨が折れる。
排水溝が開通するまでには3日位かかってしまうかもしれない。
 
腐植山盛り.JPG
 
 
このヘドロ、よく乾かして重ね、時々切り返したら堆肥にならないだろうか?
いや、残土の中には何が入っているか分からないから、使わない方が良いだろう。

 
・・・昨年の工事の時から、ウスウス気付いてはいたが、生コン事務所の敷地、
土地としてはもう将来性が無い。今なら、自分が住んでいるので、農作業の拠点と
して使えるが、将来を考えた場合、やっぱり何も使えない。
常時、得体の知れない成分を含んだ水が残土から染み出していて、しかも斜面の
土砂崩れがいつ起こるか知れない。敷地の表面は短期間のうちにで土砂で埋まって
しまうから、定期的に押しておかねばならない。
そんな土地、誰が欲しがるというのか。資材置き場にだって使えやしない。
だから、土砂が溜まり易いゾーンには農機などの物を置いておきたくない。
そのために、格納庫を作るのだ。無論、簡単に解体・移設できる構造で。

斜面の上の土地をフラットに造成し、宅地にして売りたいからといって、産廃の
混じった土砂を斜面に押して放っておくのはいただけない。増してや、その斜面の
下は、土ではなく、分厚いコンクリートの床がある。こんなに土が滑りやすい構造
では、上の造成した宅地部分の信頼性だって怪しいものだ。出来れば、誰も買わ
ないで欲しい。


本当、この生コン事務所の敷地というのは、つくづく儲けカスのようなものなのだろう。
本来、よく考えれば充分に利用価値のある物件だったのだが、土地の持ち主の考えか方
如何では、本当に未来永劫使い道の無いものになってしまう。
社長には、お世話になっているのは間違いない。けれども、自分の土地だからといって
何をしても良いかと言ったら大間違いだ!ぞと。
 
 
放射性廃棄物による土壌汚染などと比べれば、そこまで恐ろしくは無いが、この事象、
本質的には同じようなものだろう。やらかしてしまった後、悪影響を受ける時間が長い
か短いかだけである。何も考えずにゴミを捨てた土地では、少なからずそういった事が
起こるのだ。
  
 
そうそう、この間拾ってきたゴミも。そのままでは回収に出せないので分別した。
 
 
ゴミ屋敷にする気か.JPG

本当に、拾ってきたゴミで、生活空間が圧迫されてゆくのは勘弁して欲しい。
こうしてみると、ただ保管してあるだけのスタッドレスタイヤまでゴミに見えてくる。
 
 
そろそろ、この狭い国土に捨てられるゴミなど無くなってくれれば良いのだが。
正味の話、ゴミを捨てる者を憎むのではなく、そんなのを容認する社会そのものを
憎悪するというものだ。
 
 
だって、俺は一円も稼げないと知っていて、人のゴミの後始末をしているんだぜ!
自分が本来賃金を得るべきはずの時間を削って、最初からゴミになる高い回収袋を
沢山用意してまでな。


いかん、ちょっと外人風にセリフを書いていたら、自分自身ががジャンク野郎っぽく
思えてきた。とにかく、廃物に気力を奪われぬ暮らしを切望する今日この頃である。

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コメント(2)

土地の人のつてから
自分の住処を手に入れる事はどうですか?
もう探してもいいと感じました。

コメントありがとうございます。
熱心な読者の方々を裏切らぬよう、更新頻度を元に戻していく所存です。
 
まあ、ここにはあと数年いないとどうにもならないとは思いますが、
ある程度はそういった動きをしておく必要があるでしょうね。

土地ってのは、色々と複雑です。
良識ある地権者を見つけることが、就農において最も大切なことですね。
ひとえにそれは、耕作しつつ周囲の理解を深めていくという努力を意味
しています。慌てずにやりますよ。