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#322 ハナから沢山採る気が無い

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久しぶりに、管理機をアゼ仕様にする。

遅まきながらのアゼ切り。
晴天が続いているうちなら土もよそいやすい。

赤いヤドカリ.JPG

本日は、田んぼ3枚のアゼを切った。魔の田んぼ(昨年の記事参照)には、入って
みたものの、やっぱり文字通りの泥沼状態で、あえなく退散。人力作業は止む無し。
使用したガソリンは1リッター以下。こんな時、昨年に節約型管理を学んでいて
良かったと思う。

 
ところで、アゼは元々の位置より内側に盛るようにしている。 
当然、イネを栽培出来る面積は減る事になる。

どんどん内側へ.JPG
 
何故、そうするのかというと田んぼの水もちを良くしたいからである。
水を保持しているアゼの断面積を多く取ってやれば、ある程度までは深水管理が出来、
モグラ穴の害にも耐性が高くなる。
 
地震で破損した用水配管は、その箇所をまだ把握しきれていないそうだ。田植え
シーズンまでに補修が済むかどうか、現時点では微妙。やはり、バルブを開ければ
好きなだけ水を入れられるのが当たり前という認識はもう捨てよう。

出来るだけ、滲みでる水と雨を大切に。 
  
 
昨年、田面の陥没が起こった田んぼなどは、もっと露骨に耕作面積を減らした。 

崩落現場は使わない.JPG

陥没して漏水が起こった箇所より、1m以上内側に、新たにアゼを切りなおした。
田植えまでには、もう少し盛り上げて、よく固めておく予定。
  
  
 
本来、こういったセコい付け焼刃的な管理をするべきでなく、田んぼ自体を作り直す
ような大掛かりな補修、排水改善作業をするべきなのかもしれない。

けれど、これらの田んぼは全て借地。農政を通さずに相対で使わせていただいている
所も多い。それに、管理を引き継いだ時点で見ても、アゼや土手の劣化は進んでいた。
 
農政を通した土地は、5年間で更新なので、それなりに対応しても相応の回収が可能
だろう。しかし。相対など(いわゆる闇小作)の土地を単身で一所懸命に改良して、
ある日いきなり返せと言われたら・・・。

それを考えると、なかなか根本的な解決に踏み切れなくなるものだ。
農地の維持については、地権者ともう少し踏み込んで話をしておかなければならない。

なにより、いつまでも闇小作主体になるような耕作状態から脱却する必要がある。
現状の法律では、そうしなければ農地の貸借や売買が出来ないのだ。

自分は【新規就農者】と呼ばれているそうだが、その実【田んぼが好きなニート】と
言っても差し支えないだろう。(県の認定就農者ではあるが・・・)

 
当事者にしてみれば、この就農者という言葉、やはりどうにも納得が行かない。
土地もまともな形で借りれず、勿論買うことも出来ず、それでも耕作はする。
なんだか後ろめたいのがいつも気になるだけで、正直あまり面白く無い。


そこで、これからは、堂々と『闇小作人です。』と言うことにした。
農業に興味のある人に対して、そんな実態を伝えていくのも、まあ役目と言えば役目だ。

グレーな事を知る人、その中で実践する人が増えるからこそ、土地利用の新たな仕組み
が議論できるようになるのだと信じて励むことにしよう。

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人見くん、昨日はどうも!
今日、ポンプを分解して錆を取りました。
ガスケットはキレイに取ったら再使用できました。

ネットで調べたら、IKSという会社は
イセキカワサキサービス販売(現アグリップ)でした。
現行型もほぼ同じ形(新品で4万近くもするよ!!)なので、部品は大丈夫そうです。
ありがとう! 大事に使います。

返事が遅くなってすみません。
こちらこそ、使ってもらえる人がいて嬉しいです。

と、アグリップの前ブランド製品でしたか。それは私も知り
ませんでした。でも、気に入ってもらえそうですね。

ポンプはそのまま使用可能と判断したので何もしていませんが
自分で手入れするとは恐れ入りました。機械も幸せなことでしょう。