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#287 また竹ヤブへ

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土日は、竹林整備のアルバイトをしていた。
以前、お手伝いしたところから声をかけてくれたのだ。これは願ってもない。
少々遠くても、喜んでやりますとも。
 
 
今回の現場は、長期間(おそらく10年以上)手入れがされていない。

そろそろ危険です.JPG

竹薮から狭い道路を挟んで、すぐに電線が通っているだけに、そろそろ危険な状態。
土地の所有者が、周囲に配慮する形で竹林整備を依頼したそうだ。
こういった山林は、至る所にあるが、多くは放置されたままになっている。
お金をかけて整備をしようと思うだけでも、凄い決心をしたものだなと思う。
 
 
 
それじゃ、どんどん切りましょうか。って、ちょっと待った。
 
まだ切ってはダメ.JPG
 
 
闇雲に切ってはいけない。作業には、ちゃんと順序がある。

 
密集する竹の中には、枯れたものも多い。
立ち枯れているもの、途中で折れているもの、根元が腐って、他の竹にもたれているもの。
そして、竹に囲まれながらもしぶとく生える雑木たちも忘れてはいけない。


竹切る時間より長い.JPG
 
最早、自分の作業スペースすら確保出来ない程に竹は密生している。
また、枯れ竹は、何かの弾みで何時でも倒れてくるかも知れない。増してや、倒れる
方向も判らない。電線にでもかかってしまったら大変だ。だから、最初にこれらを除去
する必要がある訳だ。
  
 
未整備の竹林は、おおむねこんな感じ。

地道に除去しよう.JPG

竹を切る時間よりも、これらの整理にかかる時間の方が長い程である。
 
 

込み入った所の上も、なかなかえらい状態になっている。
 
 
 
頭つかいますね.JPG

どう処理するか。毎度ながら、頭も体もしっかり使える良い仕事である。 
 
 
 
 
運び出した竹は、ヤブの外に運び出して葉っぱのついた部分と枯れたものは燃やす。
  
竹林4989.JPG

生の竹は傍らに積んでおき数ヶ月放置。乾いた所でまた燃やす。
良質の炭が大量に出来るのだが、特に使わないそうだ。
これは農業資材として丁度良いので、後日貰いに行こうかと考えている。 
 
 

 
そんな作業をひたすら繰り返し、少しずつ片付いていく。
 
 
日が差すっていいですね.JPG
 
重機を使えばもっと整備も早いかもしれないが、相当の傾斜地。使用する機械も
特殊なものが必要になるかも知れない。業者に頼めば、我々が行うより料金は相当
高くなるだろう。 
 
 
 
今回の作業は、全ての竹を伐採するのではなく、主に道路に面する区間を数mの幅で
トリミングする事が目的。それだけでも、道路側から見た際の圧迫感も少なくなる。
 
道路際は終わり.JPG
 

竹が無くなった斜面の土は、特にに流出しやすい。
道路のキワ部分には、土留めの為に木の茂みをしっかり残しておく。
以降、斜面が雑木林になると良いのだが。

 
 
 
毎度ながら、有用な資源も未だ世間では邪魔者扱いでしかない。
荒れた山林を有効に活用する術は、誰でもいくらでも思い浮かびそうだが、それらを
実践しようにも一人では困難だ。だから、どこに働きかけて一緒に何をするかが重要に
なってくる。けれども、一般的に見た場合、その動きを取る事自体ハードルが高いようだ。


例えば、昔ながらの里山の風景が残っていたり、もともと風光明媚残な地域であれば、
土地のトラストや現地産物の有効利用を推進・支援する団体なども見つかりやすい。
また、都市部からの人の往来も多ければ、活動も活性化しやすいだろう。

しかし、全国の農村及び郊外にも満遍なく、規模に関わらず荒れた山林や農地がある。
土地の知名度が低く、諸活動の前例も無い、高齢化・過疎化が極限まで進んだような
地域に住む人達だって、何がしかの手を打ちたいとは思っているのかもしれないが、
アプローチの方法が思い浮かばないという現実も無視は出来ない。
 
 
 
それが、埼玉県の面積と同じだけの耕作放棄地に結びついているような気がする。
 
 

果たして、耕作放棄地の報道を聞いた側も問題意識は芽生えるものの、
『はて、何から始めたらよいものか。』という思考で留まってはいないだろうか?
 

 
双方がそうであるうちは、何でも所詮は人事になってしまう。
それが、暮らしに直結する食べ物や資源の話であったとしても、であるのだから怖い。
 
 
まあ、無関心のままでもいいと思っていながら、一方で背中を押される機会を求めている
人は割と多そうだな~等と、個人的には意外と楽観視していたりもする。

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コメント(2)

市原竹林整備に協力していただいたのですか、知りませんでした。
今回私は都合がつかず参加できなかったのですが、この投稿をみて整備の様子がわかりました。
ありがとうございました。


ハシモトさん

どうもご無沙汰しています。コメントどうもありがとうございました。

今回、姿が見当たらなかったので、少し気になっていたところです。
エキスパートのハシモトさんがいれば尚心強かったのですが、少々残念です。

また機会があれば、竹林整備に参加したいと思っています。
その時に会えるといいですね。