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#275 修理屋への道

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土・日・月と工事はお休み。
その間に、工期か延びて後回しになっていた機械整備に取り掛かる。

外は暑いので、土間でバインダーと高圧洗浄機を朝からいじった。

夕方までに、不動だったバインダーと洗浄機は復活。
流石に両車とも、単に放置しただけの新古品。エンジンはすこぶる快調。

特選中古フェア.JPG

洗浄機の動作は完璧。
バインダーは、おそらく正常と思われる状態まで直したが、いかんせん説明書もサービス
マニュアルも無いので複雑な機構を理解するのにかなりの時間を費やす羽目に。また、
自分で研いだばかりのヒモ切り刃で右手の中指をざっくり切ってしまった。
しかも、結束ヒモの通し方にもまだ自信が持てない。稲刈りまでに調べておこう。 
使ったら使ったで、結束系統の微調整も必要になるだろう。なにかと気の抜けない機械だ。

 
暗くなっても、屋内ならば作業は出来る。

今度は精米機をどんどん分解。コンバインも籾摺り機も乾燥機もそうだが、機械の中で穀物が
グルグル循環するような構造のものは、どうしても内部にゴミやヌカが溜まり易く、それらを
無視していると即不調に陥る。この精米機のように長期間放置したものでは、尚更である。

そして、前の持ち主は清掃しても調子がイマイチ(使えなくは無い)だったので、新しいものに
代替してこの機械は放置していたそうだ。従って、最後に使用してからは清掃もせず何年か
経過していると想像出来る。ことごとく分解して各部を清掃しなけば、まず使えまい。


土間は涼しいね.JPG

案の定というか、全体的にゴミが多い。ヌカと砂の混じったものが大量に出てくる。
素手と掃除機で除去しつつ、外した部品の中で、水洗いしても問題無いものは、どんどん
水を張ったペール缶の中に放り込む。そうすると、変質してひっついていた米やヌカなどが
ふやけてくるので洗うのが楽になる。それら部品を先ほどの高圧洗浄機で仕上げた。
 
 


精米が出てくる箇所には、上新粉が固まったようなゴミ。
ラセンのプーリーを回してやると、ネリエサの出来損ないのような、米の成れの果てが
ボロボロと落ちてくる。
 
上新粉ねりねり機.JPG
 
  
ラセン出口でこの状態ならば、ラセンの内部は・・・。 
 
 
沈没船の機関室.JPG

いい感じに痛んでいる。

これは海底に沈んだ船の写真です。夏休みに南の島でスキューバしてきたんですよとか
言ったら、誰かは騙されるんじゃなかろうか?ああ、どっか行きたいけど今は仕方無い。
 
  
とにかく、こういったサビやゴミがある所に玄米やモミを入れてしまうと、当然米にも汚れが
ついてしまう。そこで、ラセンが錆びている場合、業者によっては交換を奨めてくれる。
しかしこの場合、別に部品そのものとしてはまだ磨耗が進んでいる訳でもなく、充分に
寿命がある。そこで、交換したくないなら、サンドペーパー等で、ちまちまと錆びを落とすか、
そのまま組んでから余った種籾や虫の湧いた玄米などをブチ込み、圧力を弱めにしてしばらく
ゴリゴリ回してやると一応キレイになる。後者の場合は、その後は再度清掃が必要だが、
覚えておけば無駄な出費が減る。
 
 
  
明日は、コンバインの整備。一部の部品の修繕をお願いしていた単車オコシ屋の先輩に
電話をかけた。
 
 
『二番ラセンとスロワ、部品入ったので、ベアリングと一緒に持ってきましたよ。あ、今日は
 バインダーと洗浄機の整備です。最近やたら機械が増えてきて。』
 
 
「なんかこう、仕事変えた方がいいんじゃないの?っても、それがやりたい訳じゃないん
 だっけか。」
 
 
『本当、状況的にはそんな感じに見えますよね~。他の人にも言われましたよ。』
 
 
 
ブログの記事も最近は工事と機械ばかり。初見の方にはさっぱり解からない内容で困る
ことだろう。これは一体何屋の日記なのだろうか。でも、実際に行っている作業がそうなの
だから、今は仕方無い。

それでも、これを本業にする訳にはいかない。何しろ、こんな作業ばかり教えていたら、
プロの方の仕事がさっぱりになってしまうし、メーカーも儲からない。
今の自分はむしろ、農機屋さんの敵なのかもしれないのだ。


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