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#241 アゼの板、田んぼの命はクビの皮

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前回の作業でザル田も少しは改善されたのだろうか。
 
 
これが、昨日昼の様子。

だいぶマシだろうか.JPG
 
 
放置は20時間。土が盛り上がっている部分が露出してからは、ほとんど水位が下がら
ない事も確認出来た。もう少し水際を修繕してやれば、田植えが出来そうな状況まで
やってきたようだ。


修繕する前には、土手の草を刈りこんでおこう。 
そうすれば、漏水箇所や土手の弱くなっている部分も見当がつきやすくなる。

そんな事を考えながら、田んぼ外周を見回りながら歩いていた矢先、いきなり
足元が崩れてつまづく。そして見事な大穴が・・・。
 
モグラトラップ!.JPG

度合いの差はあれ、土手全体がこんな状態かと想像すると、本当にやる気が失せる。
崩壊の進行がひどい区間に入れた畦畔板は一度抜いて、更に田んぼ側に入った所へ
挿し直す。面倒だが、空洞は、田んぼの下面まで繋がっているかもしれないのだ。
畦畔板は、その空洞の内側まで入れないと、全く意味が無い。

草刈りを済ませると、土手がガタガタになっている事がはっきり判る。 
 
歩いていて、グズグズと潰れていく箇所は無数。
潰れた周囲は、気休め程度に思い切り踏んづけておく。

土嚢土嚢土嚢.JPG
 
崩れ方がひどい箇所からは、たいがい土嚢が現れる。その箇所の多さから苦労が
忍ばれるが、これも、一時的に効かせる事は出来ても、何年も持つような対応策
では無い。袋の劣化度合いから、これは前任者の更に前に耕作していた方が対処
したものと思われる。

公的に本格的な改修が入るのを期待するも、あまり予算が無いらしい。それまで、
どのように持ち堪えるか頭が痛い。
 
 

田植えのしやすい深さまで、再度水を張ってみる。その間、は待っているのも勿体
無いので、中興除草機を昨日の代かきと直角方向に通したり、均平出しを行ったり
していた。どうせ水のすぐ切れる田んぼ、雑草たたきは念入りにしておいても良い。 


それでも植えるぜ.JPG

そのまま一晩が経過、漏水は更に改善された様子。
午後からは雨の予報。最後の均平出しをして、速やかに田植えをする。
(写真は夕方に撮ったもの)
 
 
植えたものは、【コシヒカリ】と遊びで玄米から苗を作った【さわのはな】計8枚。
さわのはなは、苗箱2枚ぶんしか作っていないので、ほぼコシヒカリ。
余り品種を混ぜると、次に耕作する際に混ざり物が多くなり、米の検査を受けられ
なくなる可能性が高いので、結局は混植も控えめにしておいた。棒でも立てて何処
の列に植えたかも判断できるようにしておこう。

それにしても、玄米からちゃんと田植え機にかけられる苗が作れたのには驚いた。
もう少し作っておけば良かったかもしれない。 
 
 
 
畦畔板の背面は、田植え前に、田んぼの土を引っ張ってきて、更に修正してある。 
その機能チェックも兼ねて、田植えが済んだら、そろそろと注水。 溢れさせたら、
土手が無くなってしまうのでここでも慎重を要す。


追加修正後.JPG
 
畦畔板は、かなり深くまで入っているので、水は簡単に乗り越えてくる。
そうなると、先程のような穴にすぐに流れ込んでしまい、土手は更に崩れてしまう。
そこで、板よりも若干高い所まで土を盛り、水が流れる窪みを無くしたのだ。 
当然、土手を修正するだけの土はこの田んぼには無い。最小限の量で、漏水と崩落を
食い止めなければいけない。綱渡りのような管理を今後も強いられそうだ。
 
 
ともかく、これで田植えは終わりだ。昼食後は、思い切り昼寝をした。

起きたら、かなりまとまった雨が降っていたので、気になって様子を見に行ってみたが
畦畔から土手への水の流れ込みは無く、安堵したのだった。
明日からは、中干しで用水も止まる。水が溢れる心配はしばらく無さそうだ。
 
 
 
 
田面の陥没から始まり、土手の崩落に終わった田植え。
耕作方法について、非常に考えさせられる経験が得られた。そして、耕作を通じて
自分が闘っている相手は何も自然だけでないということも・・・。
 

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