ようやく、棚田の田植えが全て完了。
田植え開始から、早一ヶ月近くが経過しているが、まだ田植えは続く。
今回は、早稲(ふさおとめ)とコシヒカリを植えた。
【ふさこがね】と【あきたこまち】の苗を不意に譲り受けた為、【ふさおとめ】の
田植えが伸び伸びになり、気づいたら6月も間近。昨年は、確か6月の頭にここの
田植えをして、収穫が10月の頭だった。そんな遅くに早稲を収穫しても、普通なら
メリットは何も無い。近所の人に何か聞かれても、早稲とは言わないでおこうか。
湿地と堀に囲まれた田んぼを見ると、やはり要塞っぽい。
攻略は済んだのだから、今後は守備する側になる。
それにしても、植えやすくする為に昨日から水を落としているのだが、どちらの田んぼも
水位がなかなか下がらないのには驚いた。植えるのに難儀した箇所もあったが、以降の
水管理は少し楽が出来そうだ。
要塞田んぼの上の湿地にも、かなりの水が溜まってきている。
湿地側の溝もある程度は掘り直した。以降はどうなるか。
まだ湿地側の水位が上がるようならば、この田んぼも山の清水のみで栽培出来る
かも知れない。
帰り際、この週末に荒代かきまで済んだ、向風学校の第二田んぼを覗く。
ついこの間まで、耕作放棄されて、かなりのヤブだったが、どうにか田植えが
出来そうな状態まで漕ぎ着けた。
前回作業してから(作業の様子は後日アップ予定)雨も振っていないのに水位が増し
ている。田んぼに復元してみると、ここもかなりの湿田だと言う事が良く判る。
それを嫌ったのか、この隣の田んぼは今年は耕作しない模様。
ヤブを起こしても、すぐに隣の田んぼがヤブになってしまうのが現実だ。
ここもそのうち、『やってくれ』と言われるのかも知れないな。
言われるまでは、土地が荒れていく様子を見ている他は無いが、こちらから声を
かけてまで耕作するような場所でもあるまい。
もどかしいけれども、耕作したい人がもっと増えない限り、これは致し方ない。
たんぼと格闘の様子、よくわかります。
身体に気をつけてください。
ばあちゃんが荷物をおくってくれたそうですね。