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#217 政略耕作

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難所の作業中にも関わらず、その先には更なる難所が待ち受けている。

いつもの田んぼとは山を隔てて反対側にある、今年から栽培をすることになった田んぼ
2枚。管理は比較的容易な師匠の親戚の田んぼまで含めれば、その面積は5反分弱。
 
向風学校の田んぼも含めれば、今年の栽培規模は1町8反。
実に、昨年の倍近くになる。 
 
 

それで、ここは例によってかなりの湿田。
全くもって水が切れていない。攻略には、それなりに時間がかかりそうなので、親分の
所以外に自前で時期をずらして苗を準備しておいたことは、読者のみなさんにもこれで
理解ができるかと思う。


んん~.JPG

ここに取り掛かる前に、作業ノウハウの蓄積をしておく必要があったため、管理機の
使い込みや何かをしていた訳だ。しかし、相手に不足はないどころか既に白旗を振りたい。
 
 
ところで、何でまたわざわざこんな所を耕作する必要があるのかを説明しておかねば
なるまい。
 
 
ここをやる理由はただ一つ。市の農業委員会を通じた正規の農地貸借の実績を残すと
いうこと。他の田んぼは、農家さんと相対での貸借、あるいは、師匠を通じての
【また貸し】つまり闇小作そのものである。

昨年、認定就農者となった自分には、本来は正規の貸借で耕作を行うという使命がある。
それが、闇小作では、新規就農に関する諸制度の利用が出来ない。だから、どんな土地
でも良いから耕作した実績を残す必要があるのだ。

それで、昨年末に市の農業委員会に相談をした所、この地域なら、師匠が農政を通じて
管理を行っている水田の管理委譲が可能だという。そこで、師匠とも話をして、その
部分について、自分が管理をすることにしたのだ。(作業の手番上、まだ未申請)

しかし、新規就農者が農政を通じて借りられる耕地の上限は5反部。経営を成立させる
だけの水田面積を考えると、やはり新規の稲作というのはシステム上無理があるようだ。
新たな仕組みを作っていくのが農政の仕事なら、自分のような思いをする人が増えない
ような取り組みがあっても良いのではなかろうか?
 
 


一番広い湿田の面積は、約3反部。そして深い。
用水のバルブなど開けてもいないのに、荒起こしをする前から既に水浸し。
これは、隣の田んぼからの漏水というのもあるのだが・・・。

どうすんだコレ.JPG

広いほうの田んぼの面積は、今取り掛かっている湿田の約1.5倍。トラクタを突っ
込んでも、管理機を持ってきてもはかどらない事は目に見えている。これから先、
文字通りの泥沼を回避するためには、どのような戦術を取るべきか。
 
 
とにかく、収量などどうでも良い。耕作すればよいのだ、耕作すれば・・・。
 
 

投げやりな気持ちにもなりかけるが、それでは、一所懸命に育てている苗が可哀想だ。
出来る限りの手間をかけて取り組もう。なにしろ土は良いのだ。こんな見放されかけた
土地でも、その特色を今まで誰も生かしてこれなかっただけではないか。自分がやらずに
誰がやると言うのだ。
 
 
 

もともとは草食男子のはずだったのだが、ここのところやけに攻撃的な一面がむき出しに
なってきている。全く、環境に身包みを剥がされた気分である。食べているものは、植物質
の方が多いはずなのだけれども・・・。

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