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#209 大技披露

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昨日も、除草機による代かきの続きをしていた。
水を深めにしておくと、土が攪拌された際、土中にある雑草の種も沢山浮いてくる。
これを使っていると、その除去もやりやすくい。

種がたくさん.JPG

黒っぽいのがその種。浮いている草の破片も、ものによってはは節から根を出し、
また復活するのでよく取り除いておくこと。
 
 
それにしても、作業中にどんどんと田んぼの水かさが増えていくのが気になる。
あまり水が深くなると、機械の負荷が増えるだけで作業がはかどらないし、草も
残してしまう。何よりも田植えが出来ない。これ以上作業しても無駄なので、
仕方なく機械を止めた。

ざばざばです.JPG

これは、隣の田んぼから、水が落ちてこちらの田んぼに入り込んでくるのが原因。
この間の、向風学校の作業の際、アゼはとにかく高く、幅を広く取って作るようにと
指示を出していたのだが、あろうことかアゼを削り込んで高く盛ってしまった。
いくら高くしても、アゼが薄くなっては、水が抑えられるはずも無い。
もう少し丁寧に教えればよかったと思っても、後の祭。みんなが来たらまた修正して
もらう他はない。


代かき以外にする作業はないかと考えているうちに、久々におじいさんがトラクタに
乗ってこちらに向かってくる。。
この漏水のおかげで、この10日間くらい田んぼには必要以上に水が張られた状態に
なっている。ムダに水を使っていることは、こちらも判ってはいるのだが、これは
絶対に説教は間違いない。

昨年のこの時期は、この青いトラクタが通りがかる旅に雷が落ちるので常にびくびく
していた。今年は、その前に何を言われるかが想像がつくのでそこまで怯える必要は
無いが、やっぱり気分の良いものではない。
ただ、一通り怒鳴られた後に、おじいさんは改善方法を教えてくれるので、ただの
物言いとは違うからそこだけは助かる。

で、案の定 『水の使い過ぎだ。』と怒鳴られる。
いや、あの、こちらにも事情がありまして・・・等と言っても聞いてくれるはずも
無いので、怒りが落ち着くまでしばし相槌を打つ。

で、その話を要約してみた。余りに用水をムダ使いすると・・・、

【用水の担当者にバルブの元栓を閉められることがあるから心してかかれ。
 昨年はお前の田んぼは漏水が多いから、よくチェックされてたぞ】

ということ。なら担当者が直接こちらに教えてくれればよいのに。
こちらだって、来たばかりで何も知らないのだ。知りたいことは山ほどある。
けれど、向こうはそんなのは知っていて当然だというスタンス。それで、非常識な
奴だと周囲にふれ回るのだからやりきれない。

しかし、お互いにそれでは埒が開かない。面倒でも、こちらから向こうにコンタクト
を取って、ここらの一般常識というものを学んでいかないと、些細なことからすぐに
問題が起きてしまう。それが積み重なってしまっては、自分に田んぼを任せてくれる人
などいつまで経っても現れない。
 
 
 
そのうち、おじいさんはアゼの漏水を止める方法を教えてくれると言い出した。
次からは、お前のトラクタで同じようにやれと言う。
 
まず、アゼをにラクタの片輪をかけ、踏み潰しながら、田んぼのヘリを回っていく。

form mt:asset-id="1202" class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">よく見とけよ~.JPG

え・・・確かに重たいもので踏み潰せば、漏水の穴は潰れるが、これは相当に
危険だ。正直やりたくない。でも覚えなければ。


マジおっかねえ.JPG

漏水しているという事は、あまり踏みつけると崩れる箇所があるかもしれない。
それを尋ねれば、

『崩れそうだったら戻ればいい。』 ときた。

いやその、それは答えなのでしょうか?横転したら、誰か助けてくれるのかなぁ。
怖いからこれを自分でやるときは、少しずつ乗り上げて潰すか、あまり落差の無い
ところで練習してからにしよう。

 
つぶれてます.JPG

踏みつけたアゼの内側は、見事に潰れている。これならみんなが来るまで何とか
持ち堪えられそうだ。

ちなみに、この際の移動速度はかなりの微速。クリープ無しのトラクタで行う
場合には、更に注意が必要だろう。
 
 
そして、踏みつけて戻ってくる際は、潰されて田んぼ内に寄った土を、更に内側へ
引っ張るため、モンロ(ロータリー角度)を調整して土を引っかいてくる。

横へ飛ばす.JPG

こうすると、荒く潰した後、泥をよそって仕上げやすくする事が出来る。
まったく、プロの技術には脱帽するばかりだ。
 
 

終わった後、おじいさんにお礼を言い、とりあえず踏みつぶした部分を泥で塗って
おいた。そうしたらもう夕方。苗も田植えも延び延び。
今日はそれを挽回すべく必死で田植えと代かきをしていたら、写真を撮るのすら
忘れていたのだった。

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