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#207 湿田管理のダークホース

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陥没の修復が済んだ田んぼを、もう一度代かきする。

しかし、既に全体が深くなっているため、作業は慎重を要す。
ここで、トラクタや管理機を無理矢理通すことは簡単だが、田んぼをこれ以上
ガタガタにしてしまうのは、田植えにも影響があり非常にまずい。

田んぼを深くする心配が無くて、土の表層を引っかくことに特化した道具は・・・。

今日も実験?.JPG

考えた末、管理機の他に中耕除草機も軽トラに積んできた。
これは、爪のついたドラムが回転して、イネの株間に生えた雑草を土の中に
埋め込むための機械。重量も20Kg程度と非常に軽いので、深い所でも潜る
心配がほとんど無い。

作業部.JPG

爪の長さも50~60mm。
代かきは、耕すと言うよりも土から20~30mm程度の深さで混ぜるという作業。
この中耕除草機の作業部は、それに適しているように見える。

 
作業部を別の角度から見るとこのような感じ。

引っかくのに良い.JPG

株間の除草という目的上、ドラムとドラム間の隙間は大きめだが、これを
田んぼに対して縦横に通してやれば、田面が少しは均一に出来そうだ。
 
 
そして、いつものように試してみる。
これで失敗したらもう後は無いが、今回は何故か自信があった。


使える・・・.JPG

結果は、ほぼ読み通りである。
他の機械と較べたら、深みの走破性は異次元。歩行型の田植え機すら相手にならない。
操作感は、【こまめ】タイプの管理機を水の中で使っているような感じ。
抵抗棒を挿す→掘る→抜くという動作で代の深さを調整可能。また、丁寧に
作業する必要の無い部分は、ハンドルを持ち上げればほぼ素通りしていく。
移動も、軽量さが効いてか、やたらと俊敏かつ方向転換も自在。
更に、水面より上に盛り上がった土の所を通すと、土が速やかに周囲に分散して
いってくれる。これは、代かきと、整地板で田面を均す作業が同時に行えている
ことになるので、今日は本当に整地板の出番が無かった。

まさか、これほどまでに便利な道具だったとは・・・。
使い方は、前出の【タ・ニ・シ】(FF500)同様、相変わらず本来の用途と
異なっているが、もともとが水田向きの機械なだけに、以降の田植え準備作業に
おいては心強い存在である。
 
 
 
今日、仕上げた田んぼは2枚。

整地板不要.JPG

田んぼの中を歩いてみたが、ガタガタだった面は相当に改善されている。
土の偏りも明らかに少なくなった。


昨日と較べてみて.JPG

ここは、最も深い部分が多く、苦戦を強いられていた田んぼ。
浅くしかかけられないので、深い箇所の一部にイネの刈り株が残ったままだが、
他の雑草はほぼ全て埋め込まれ、土手側に寄っていた土も、かなり散らす事が
出来た。
 
 
ドライブハローを装着したトラクタでも、このやたら深い田んぼの隅々まで仕上げる
のは困難だというのに、この小さな機械でここまでやっててしまった。これはまさに
目から鱗。

ちなみに、1反部あたりの作業時間は、もとの状態によっても変化するが、一時間~
一時間半。消費した混合ガソリンの量は、田んぼ2枚の総計で2リッター強、本体の
購入価格は12万円。
 
 
時間的なコストを差し置いても、これが如何に安上がりであるか、お分かりいただける
だろうか?

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